アートの目玉となるキャブ周りには、両サイドに4段分のナマズマーカーを並べたラッセルバンパーをはじめ、角パイプ2本仕様のミラーステー、前面に菱抜きデザインをあしらった平型バイザーなど、精悍さと美麗さを兼ね備えたモダンパーツをバランスよくコンビネーション。
また、両サイドに型押しプレート、上方に2段ハチ巻きマーカーを組み合わせたウロコステンレス素材のシートキャリアを筆頭に、フロントパネルを彩るウイングマークや弁当箱、初期型レンジャー2グリル、昭和50年代のレンジャー用ウインカー、ドア下を彩る3段マーカープレートなどのレトロパーツ陣も充実しており、新旧を融合した独創的なスタイルを構築している。
一方、荷台周りの見どころは、中央にアンドン、その上下に緑のマーカーを並べたサイドバンパーや、計14発の8角筒出しテールをレイアウトしたリア下周りなど、ボトムセクションに組み合わせた大型パーツ類で、大胆に飾り上げたキャブ周りとのバランスを図りつつ、箱下に安定感を植え付けることに成功している。
なお、撮影後にはリアバンパーをリメイクし、4連テールの位置に新たにアンドンをセット。今後はフロントバンパーを舟型に変更するほか、アンドン類も総取っ替えする予定につき、道内のアートトラックファンはどうぞお見逃しのないように!
【写真7点】アートトラックファンが作るこだわりのアートトラック。カミオン2008年6月号トップアートをもとに再構成