荷台の両サイドには“鯨とイルカ”、リアとドアには人気アニメのキャラクターをフィーチャー。明るい色使いと力強いタッチがアートトラックならではの華やかさを十二分に発揮している。 このペイントに加えて、カラフルなアンドン類もこのクルマのキャラクター形成に大きく寄与している。随所に配されたアンドン類は、ペイントと同様の明るい色使いで、アートの美しさ、楽しさをみごとに表現している。
パーツ類をみてみると、その独創的なディテールアートに目を奪われる。バイザーは菱チップ、アンドン、LEDマーカーで構成された3段構造。角パイプおこし3本仕様のミラーステーには、菱チップに加えてネオンチューブが導入されている。
フロントマスクには大型アンドンボックスにV字マーカー、鉄仮面と、これでもかとばかりにパーツを装着し、ラッセルもどしバンパーにいたるまで怒濤のアート・ラッシュをみせつける。さらに箱上にはロケット、箱前面にはアンドンを多投するなど、そのアートっぷりは、とどまるところを知らないかのようだ。
さらに驚かされるのは、このクルマは乗車定員5名で公認を取っているということ。荷台の前3分の1が乗車スペースとなっているので、キャブと合わせて5名乗車が可能なのだ。さらに積載もきっちり2tを確保している。
【写真7点】目を奪われる独創的なディテールアート。カミオン2008年3月号トップアートをもとに再構成