【Trailer the Best!】「引っ張る」で遊びが広がる日米最旬トレーラー!

撮影したトレーラーは、全長4.95mの「STARSHIP」四号。重量は約1200kgあるので、ハイラックスのようなトラックやSUV系との相性が良さそうだ。

       
昨今、大きいものから小さなものまでレジャートレーラーが赤丸人気急上昇中!そう、「引っ張る」ことで遊びの可能性はより広がるのだ。ここではアウトドアに最適な、日本から登場した新作2台を紹介!

険しいツアーにも耐え得る、本格派オーバーランダー

 大陸からの寒気流により白く染まりはじめる山々、いよいよウインターシーズンの到来だ! 極上のパウダースノーを求めて、誰よりも早くゲレンデや山へ到着し、前日の夜からクルマに泊まり込むヘビーユーザーも多い。そんな真冬の車中泊はバンタイプの車両がよく利用されるが、「そもそも愛車が狭くて車中泊なんてムリ」なんて人には、ストレスフリーで車中泊を楽しめるトレーラーがオススメだ。



 広い大陸をクルマで移動する欧米で一般的なのがトレーラーハウス。近年では用途に合わせて選べるサイズも豊富になり、日本でも小型のキャンピングトレーラーを愛用する人も増えている。そんな日本のユーザーに向け、新たなスタイルを提案するのが、数多くの魅力的なトレーラーを扱う静岡のファンフォートタイニーユニットだ。

 ここで紹介するのは軍用車ばりのタフな見た目の「南極星」。



 海外で流行中のオーバーランド的な荒地での野営スタイルにも対応するべく、足回りは独立サスペンションにして走破性をUP。おかげで一般車両じゃ踏み入れられない局地でのキャンプも可能としたのだ。もちろん各種装備も厳しい環境下にも耐え得る仕様なので、コイツならハードなバックカントリーに挑むプロボーダーのベースキャンプとしてもバッチリ! そんな「南極星」の魅力を余すところなくご説明しよう。

サイズが選べて扱いやすいアルミ製トレーラー

 災害時にも強いタフネスさを兼ね備える「南極星」。見た目もワイルドでハイスペックなのだが、もっとシンプルでスタイリッシュさを求めるユーザーも多いだろう。そんなオシャレアウトドアユーザーに試してもらいたいのが、ファンフォートタイニーユニットが扱うもうひとつのブランド「STARSHIP」シリーズだ。



 エクステリアは超々ジュラルミン製で、大きくラウンドしたデザインはまさに宇宙船! シンプルなデザインなので牽引する車両を選ばないのがうれしい。サイズは全長3.98m(五号)〜7.95m(一号)まで5つのサイズに加え、2人用の「星宿」、最大12mとなる「エグゼクティブ」、さらにトランポ使いが可能な「ファンカーゴ」と、現在8タイプがラインナップされている。愛車のサイズや乗車定員などに合わせて選択肢があるのもグッド。

 ちなみにインテリアも同じく超々ジュラルミン素材がベースで、「STARSHIP」のエクステリアに合わせたレトロフューチャーなデザインが魅力。「南極星」と同じく断熱効果が高いので極寒地での宿泊も問題なしだ。アウトドアにはクルマで出かけることが多いだろうが、車内以外のエクストラスペースが求められることが多々あるハズ。また、地べたに張るテントでは役不足なこともあるだろう。そんなとき、キャンプトレーラーがあれば、理想のアウトドアスタイルを満喫できるのだ。

【画像14枚】ウィンタースポーツが好きな人にはうってつけのトレーラー!詳細はコチラ!



>>南極星のオプションでスライドキッチンがセットでき、シンクと作業用テーブルが引き出せる。ひと滑りした後、コーヒーを淹れるのにピッタリだ。オーニングも取り付けれるので悪天候でも問題なし!



>>アルミパネルがベースのシンプルな車内。バッテリーメーターやコントロールパネルは、レトロフューチャーなデザインでオシャレ感満載!ドアなどのインテリアトリムは、好みの柄を選べるのでオリジナリティを求めるユーザーには嬉しい限り。こちらの四号は最大4人が就寝可能で、シャワー&トイレも完備。ファミリーユースにはバッチリだ!



伊藤修司
今回、「南極星」とコラボしたのがプロスノーボーダーの伊藤修司さん。北海道生まれの雪国育ち。現在は妙高エリアを中心に、スノーボードやスノーモービルはもちろん、ラフティングやSUPなど、あらゆるスポーツアクティビティのガイドを務めている。最近は、スプリットボードを使ったバックカントリーがお気に入りのこと。


初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2020年 Vol.07
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2012年型 トヨタ・タンドラ+南極星、2019年型 トヨタ・ハイラックス+STARSHIP
協力:FUNFORT TINYUNITFUJIYAMA HUNTER’S BEER
撮影協力:関温泉スキー場。妙高スキーパーク

文 / ノグチケイスケ 写真 / 松井仁美

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