【積むクルマ・引っ張るクルマ No.1】2003 TOYOTA TACOMA

<十人十色。 何を積むかはその人次第>

       
仕事道具の代わりに、お気に入りの遊び道具を積み込めば、「荷物を積む」が遊びに変わる。もちろん仕事道具じゃなくて、遊び道具しか積まない人もいるけれど(笑)。「積む」と「引っ張る」。暮らしを彩るクルマの使い方。

>>【画像10】音楽を積むTOYOTA TACOMA

<音楽と笑顔を積むタコマ>

 日本ではどうしてもトラックというと、いわゆる働くクルマ=荷役車的イメージしかないだろう。それをピックアップトラックと米国式に言い換えると、俄然イメージは変わってくる。シボレーだったらエルカミーノやCKシリーズ、フォードだったらFシリーズ、あるいはダッジ・ラムあたりが頭に浮かぶ。ここに登場するのはトヨタ・タコマ。北米生産&販売されているクルマだ。アメリカでピックアップは、レジャーに使うRV的なイメージが強いわけだが、オーナー髙木サンもそういったイメージに惹かれたお方。北米生産のあるクルマを代々選んできた車歴からも、その選択の意図もわかるってもの。そう、遊ぶがためのピックアップトラックってワケなのだ。

 前置きが長くなったが、岐阜県にお住いの髙木サンは、ピックアップトラックの使い方に秀でたお方。仕事に使うこともあれば、家族でBBQする際のミート・トランポ(肉運び・笑)としても活用するし、大好きな音楽をやるために楽器を積むこともある。

「家族でキャンプやBBQは当たり前ようにしますけど、よく楽器を積んで河原へ行きますよ。川っぺりでトランペットとか練習してる人っているけど、あれと同じです。音楽を通じて嫁さんと知り合ったこともあるし、お互いの趣味を楽しむためにね」 

 何を積むかは本人次第。この日は休日を目一杯満喫するためにBBQ道具とドラムとギターを積んで、河原へGO! 

「とにかくジャムセッションが好きなんです。セッションするのは友人のバンドだったり、嫁だったり、いろいろ。いつも人の集まるところでお披露目します。自宅パーティーはもちろん、花見の会場でも(笑)。もちろん自分たちも楽しいし、みんなも喜んでくれるから」

 髙木さんの周りにはそんな音楽セッションを楽しむための、仲間が集まってくるという。そう、髙木家のタコマは音楽と笑顔を積むクルマだったというワケだ。


車両/2003年型 トヨタ・タコマ・ダブルキャブTRDオフロード


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