おしゃれインテリアの最近のキーワードは、レトロな風合いが魅力のアンティーク調。古材などを積極的に活用したリノベーションは、店舗内装はもとより、ハウスリノベーションでの注目の的だ。そんな、近年流行中のインテリアイメージを、そっくりクルマに持ち込んでインテリアメイクしたのがコチラのハイエース。
贅沢なグランピング気分でオートキャンプが楽しめる仕様は、ありきたりなベッドキットとは一線を画した風合い。レザー×帆布のシートカバーも取り入れて、ちょっと上質なオートキャンプを演出してくれる特別な1台に仕上がっている。
内装のデザインコンセプトとなったのは、アンティークの旅行カバン。レザーと帆布を使ったクラシカルなトラベルバッグには、定番の真ちゅうのコーナーパーツや木製のハンドルなどのイメージを随所に盛り込んだ仕様で、わかる人にはたまらない作り込み。
床にはヘリンボーン柄のフロアパネルを敷き詰め、ハイエースらしからぬおしゃれなリビングの風情を演出。ベッドキットは古材風のパネルを使ってキャビネット部を製作、マット面は帆布を使った質実剛健な作りで、耐久性も実に頼もしい。また、ベッドパネルを裏返して、別添えの脚を取り付ければ、テーブルに早変わりするアイデアも特筆。天板がヘリンボーン柄のテーブルは、アウトドアをおしゃれに演出するのに持ってこいだ。
アンティークテイストで統一された室内は、ソトアソビに楽しさと心地よさを運ぶ仕上がりとなっている。
【画像10枚】コーデュロイの温かみでリビングのようなイメージの内装。詳細はこちら!>>左右に二の字型に設けられたキャビネットの中に収納スペースを用意。キャンプ用の小物などを効率よく収納できる作りなので、アウトドアギアはクルマに積みっぱなし。な〜んて面倒臭がりな人にはうれしい作り込みだ(笑)。
>>ベッドキットやセンターコンソールなどの風合いに合わせて、落ち着いた色合いでコーディネートされたシートカバー。もちろん、コックピット用もラインナップしており、運転席、助手席の背面にはポケットも用意されている。
初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2019年 Vol.03
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Base Car:ハイエース・ナローボディ・バン・S-GL
取材協力:
T-STYLE AUTO SALESモデル:竹内花