【マイライフ VAN LIFE】時代に流されない自分だけのバンライフ!

Base Car:1989年型 Volkswagen T3 カラベル

       
アメリカンヴィンテージのギアが好き。知らず知らずのうちに増えたギアをVWカラベルに詰め込んで、そよ風の気持ちいい川原へGO。自分らしいローテクキャンプでチルアウト。



T3との出会いから広がるアウトドア

 日を追うごとにアップデートされ、使いやすく無駄のないデザインにとってかわる現代のキャンプギアの数々。そんな時代の流れに逆らうかのように、’89年型T3カラベルにヴィンテージギアを目一杯詰め込み、週末のたびにアウトドアでローテクバンライフを愛するma-bo-さん。



 愛知のビンテージ雑貨屋jam dayのスタッフとしてヴィンテージギアに毎日のように触れ、ローテクライフを満喫している。バンライフの相棒はVWカラベル。馴染みのあるヴァナゴンとは名称が異なるが、丸目2灯はイギリス仕様、ヤナセが販売していた右ハンドルモデルだ。ブラウンとベージュの落ち着いた色味の純正ツートンがお気に入りで、使用に伴う経年変化でアジが出たギアとも好マッチングする。

1点モノのギアに囲まれるローテク・バンライフ

 アウトドアに興味を抱いてすぐの頃は、最新ギアも積極的に取り入れていたというma-bo-さん。しかし、すぐに新しいギアにアップデートされる繰り返しの中で、流行り廃りを追いかけるより、好みのギアを長く大切に使いたいと考えるようになった。そのときから、以前から興味があったヴィンテージギアのサルベージに力を入れるように。



 週末1人でゆったりするときは、小さめのコットンテントを準備。昼間はカラベルのタープの下で、風を感じながらコーヒーブレイク。ハイスタイルテーブルとチェアは、断然ウッド素材がお気に入りだ。ヴィンテージゆえに時代の流れに左右されることなく、自分らしいスタイルを楽しめる。



 収納性の面では、現代のギアより大きく、どうしても難のあるヴィンテージギア。だが、カラベルの広大なラゲッジスペースがあれば積載は余裕でクリアできる。ハンドメイドのウッドラックでラゲッジの収納性を高め、ローテクゆえの不便さも楽しむゆとりが醍醐味のひとつでもある。また、3列シート搭載で、大人数でのお出かけにも対応できるポテンシャルの高さも秘めている。あとは、その少し抜けたようなフォルムと丸目、FLAT4エンジン搭載モデルだったことも合間って、ma-bo-さんがカラベルを相棒に選ぶには十分すぎる条件がそろっていた。

 ヴィンテージギアと相棒のカラベル。流行や回りの目を気にしないma-bo-さんのスタイルによって、自分だけの至福のひとときが流れる。

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>>水平対向4気筒・2.1ℓエンジンを搭載しており、このベースは2WDの後輪駆動。シートは2・2・3列の7人乗りとなる。



>>オレンジとベージュのコットン生地が優しげな印象のマルシャル社製コットンテント「CHAUMIERE」は、2〜3人用の同ブランドの中では小さめなサイズ。


初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2019年 Vol.03

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:1989年型 Volkswagen T3 カラベル
協力:jam day

文/ 上尾歩 写真 / 伊勢馬場建次

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