【フェラーリとNコロが同居するガレージ vol.2】
このガレージは、物置やガレージを商品化して製造する稲葉製作所、「イナバ」の製品である。初めは、建築家に設計を依頼して見積もりをとったところ、1300万円になるとの回答。これが高いか、安いかは別にして、この予算があれば、もう1台入手できるとオーナーは考えたという。
風雨や日光からクルマを守ることができさえすればいいと考え直し、自身の「隠れ家」的な役割を持たせて現在のものに落ち着いた。
ガレージは築6年。512TRの購入に合わせてガレージを持つことにしたという。ちなみに、所有するN360は保有歴29年の車両で、それまではカーポートを使って保管。一時期、知人のガレージに保管してもらっていたこともあった。
ガレージに保管するのはN360と512TRのほかに、ヤマハTZR250とカワサキZX-6Rのオートバイが2台。奥にソファーとテーブルを置き、2〜3人がくつろげるスペースを設置。シャッターを除く3方向の壁面には、サイン色紙やポスター、写真、フェラーリのウェアや旗などが飾りつけられ、ミニカーや未製作のプラモデルがところ狭しと並べられる。
【画像33枚】「書斎」スペース。好きなクルマやバイクを眺めていると幸せを感じるという。ガレージの奥側に陳列されたミニチュアカーと箱積み状態のプラモデル。プラモデルはレーシングカー、グループCカーが多い>>KISS世代のオーナー。直接クルマには関係ないが、時おりBGMとして曲を流しているという。
>>動くものはなんでも大好き。ラジコンカーもその例に漏れず。星野一義選手のファンで、GT-Rやプリメーラもカルソニックカラーの星野仕様だ。
初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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