エンツォ・フェラーリをして「世界一美しい」と言わしめたスタイル ジャガーEタイプ 3

美しいクルマは何かと尋ねれば、クルマファンの多くはジャガーEタイプを挙げるだろう。エンツォ・フェラーリをして「世界一美しい」と言わしめたスタイルに、高度な設計、アストン・マーティンDB4の約半分程度の価格。すべてにおいて隙のない、デザイナーが嫉妬するスポーツカーだ。

SPECIFICATIONS
64年式 JAGUAR E-TYPE SERIES 1

●全長 4440mm
●全幅 1650mm
●全高 1220mm
●車両重量 1219kg
●エンジン種類 水冷直列6気筒DOHC
●ボア×ストローク 87.0×107.0
●総排気量 3781cc
●圧縮比 9.0:1
●最高出力 269ps/5500rpm
●最大トルク 36.0kg-m/4000rpm
●ステアリング ラック&ピニオン
●ブレーキ 前後ともディスク
●サスペンション 前 独立懸架トーションバー/後 独立懸架コイルスプリングバー

エンブレム

エンブレム
いかにも獰猛そうな「ジャガー」エンブレムをセンターに掲げるラジエーターグリル。このエンブレムは現在にも継承されている。

エンジン
第2次大戦後のジャガーを大成功に導いた名作、直列6気筒DOHC「XK」エンジン。シリーズ1時代初期のEタイプでは、排気量3781㏄。3基のSU製キャブレターを組み合わせて265psを発生した。反対側から見たXKエンジン。ノーズ全体がガバッと前方に開くレイアウトのおかげで、整備性はこの種のスーパースポーツとしては優れていた。

ホイール
磨きこまれたワイヤーホイールの向こうに、当時はいまだ貴重だった4輪ディスクブレーキがのぞく。当時のジャガーがいかに先進的であったかを物語るショットといえよう。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年10月号 Vol.160(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Hiromi Takeda/武田公実 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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