吠えろ! ツイン・エンジン!【4】サテライトスイッチは有名だがポップアップするベンチレーションも注目ポイント|1982年式 いすゞ ピアッツァ XE

XEに標準装備のデジタルメーター。中央に速度表示、その左側の垂直バーがタコメーター、速度表示の下に速度警報とフリーセット・スピードアラームのバーグラフを配置


【1982年式 いすゞ ピアッツァ XE Vol.4】

【画像20枚】エクステリアに引けを取らない室内。とくに運転席まわりの近未来的なデザインは大胆かつ秀逸。メーターバイザー右側のベンチレーションはポップアップ式。ドライバーに配慮した設計だ

60年代のアメリカでトム・イーボがV8エンジンを4基搭載したゼロヨンマシンを作ったという小ネタも併記。夢物語ではないことをしっかりとフォローし、リアリティーを高めていたメカドック。

このハイギヤードのピアッツァは、3話分しか登場していない。だが、やはりツインエンジンのインパクトが大きかったのだろう、今でもメカドックを代表する1台として記憶している人は多い。

とはいえ、さすがにツインエンジンを搭載したピアッツァは現実世界では存在せず。だれか作ってみませんか、ツインエンジンのピアッツァを!



>>ステアリングコラムの左右に配置されたサテライトスイッチ。右側はライトやウインカーなど灯火類系を中心に11項目、左側はエアコンやワイパーなど13項目を集中的にレイアウトする。各スイッチの形状にボタンやレバー、ダイヤルを使用することで、誤操作を防止。

1982年式 いすゞ ピアッツァ XE(JR130)

全長×全幅×全高(mm) 4310×1655×1300
ホイールベース(mm) 2440
トレッド前/後(mm) 1345/1355
車両重量(kg) 1190
エンジン型式 G200型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1949
ボア×ストローク(mm) 87.0×82.0
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 135/6200
最大トルク(kg-m/rpm) 17.0/5000
変速比 1速3.312/2速2.054/3速1.400/4速1.000/5速0.840/後退3.550
最終減速比 3.909
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/3リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 185/70R13(前後とも)
発売当時価格 246.5万円

すべての画像を見る

【5】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 いすゞ ピアッツァ XE(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

RECOMMENDED

RELATED

RANKING