新たなプロジェクトがスタート！　ホンダS500オリジナルコンディション化計画【1】ニッポン名車物語　復活編 ホンダS500　第14話

Nosweb 編集部 2023/07/28

オーナーによれば、20年くらい前レストアされているという。外観の雰囲気は一見、比較的きれいにも思える。しかし外板の歪みや塗装の劣化が進んでおり、しっかり板金塗装してオリジナルのボディラインに整える必要がある状態だという

　　　　　　　

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水没車の復活を見事に成し遂げたビンテージカーヨシノだが、そもそも希少な国産旧車を復活させることは基本業務で、多くのクルマたちを救済してきている。そして次なるミッションは、ホンダ・スポーツのなかでも特に台数が少ないS500のオリジナルコンディションへの復活化。すべてのホンダ・スポーツファン必読だ!!

【ニッポン名車物語 復活編　第14話　Vol.1】

　水没したトヨタ2000GT前期、後期とフェアレディ240Z‐Gの再生作業は終了した。しかしビンテージカーヨシノでは、他にもさまざまな案件が進行しており、今後も名車再生のリポートを続けていく。まず最初にお伝えしておくが、ビンテージカーヨシノの仕事ぶりは最上級のレストレーションを行い、現代でもしっかり乗り続けられる仕様としている。しかし作業内容は、あくまでも予算をオーナーと相談のうえで、必須項目と要望をうまくミックスしたかたちで決定する。決して敷居が高いとか、値段も格別ということではないのだ。

　さて、今回の依頼は初度登録が、1964年のホンダS500。生産期間は1963年10月発売から終了となる1964年9月までの一年足らずで、生産台数は1300台弱といわれている。ホンダS市販の原点であり、非常に希少なモデルだ。

>> 【画像16枚】再生前、ボディ外板にも痛みがあり、モールもオリジナルとは異なるホンダS500の外観など



>> 他車パーツが装着されており、それらをオリジナルに戻すこととしている。





>> エンジンもオーバーホールしているというが、あまり調子のいい状態ではないとのこと。これも再オーバーホールして完調にする予定だ。


【2】に続く

初出：ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）

ニッポン名車物語 復活編　第14話（全2記事）

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text : NOSTALGIC HERO/編集部　photo : VINTAGE CAR YOSHINO/ビンテージカーヨシノ&NOSTALGIC HERO/編集部

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