レジェンドドライバーたちが本気で挑む! 白熱のレースを展開した第15回レジェンドドライバー スロットカーレース

       
毎年、往年の名レーシングドライバーたちが集結して、スロットカーによるレースで熱いバトルを展開していることは多くのレースファンにおなじみだ。昨年は、旧車イベント「ノスタルジック2デイズ」でレースの模様を実況中継したこともあり、多くの旧車好きたちにも、この豪華な布陣による奇跡的なイベントの存在が知れ渡ったはず。2023年も1月28日に「第15回レジェンドドライバー スロットカーレース」が神奈川県横浜市のバン・プロジェクトにて開催され、例年どおりに熱きレースが展開した。


【画像8枚 スロットカーレースにも本気で挑むレジェンドドライバーたち&ゲストのロニー・クインタレッリさん、横山剣さん】

今回もレジェンドドライバーのエントリーは以下のような豪華なメンバーが勢ぞろいしており、それだけでも感激ものの内容といえる。
片桐昌夫さん(エバ・カンナム)、桑島正美さん(マーチ73S)、舘 信秀さん(トヨタトムス78S)、高橋晴邦さん(マッキャンベル・シェブロン)、多賀弘明さん(クラウン・ローラ)、戸谷千代三さん(レノマ・マーチ)、長坂直樹さん(スピードスター・シェブロン)、長谷見昌弘さん(ミノルタ・マーチ)、鮒子田 寛さん(オンワード・シェブロン)、見﨑清志さん(粕谷創業ローラT-290)、柳田春人さん(フェアレディ240Z)、関谷正徳さん(レイトンハウスMCS/※途中棄権)。
さらにゲスト参加として、現役レーシングドライバーのロニー・クインタレッリさん&息子のレオくんや旧車レースに参戦するレース好きでおなじみのクレージーケンバンドの横山 剣さん、レース中継番組でおなじみのJ-SPORTSから高橋二朗さん、竹内紫麻さん、スポンサーを務める横浜ゴムの関口和義さん、そしてノスタルジックヒーローの編集部員が参加。旧車やレースに関わる豪華な顔ぶれとなった。

レースは3分間の周回数で争われ、イコールコンディションにするため各レーンを走行することになり、合計6レースの総周回数の結果が最終的な順位となる。注目はなんといっても昨年は骨折のため欠場したが、2連勝中の高橋晴邦さんと昨年の覇者、片桐昌夫さんによるバトル。高橋晴邦さんは17周前後で安定した走りをみせて上位をキープ。しかし片桐さんのラスト2レースでの気迫の走りを見せ、19周を走行するというディフェンディングチャンピオンの意地をみせた。しかしレースの行方は、現役ドライバー強し! ロニーさんが終始トップの周回数を重ね、今回のレースを制した。

もちろん、みなさん現役時代を彷彿とさせるレース展開をみせており、舘さんは2レース目と5レース目でトップ周回、今回の最高年齢の多賀さんは1レース目でトップ周回を記録と会場を沸かせた。戸谷さん、長谷見さん、柳田さんもトップ周回を記録して現役さながらのレース展開をした。

また、このレジェンドドライバー スロットカーレースでは、この大会を含めて5大会のレース結果をもとにシリーズチャンピオンを決定している。今回は片桐昌夫さんが見事シリーズチャンピオンに輝いた。2位は長坂直樹さん、3位は高橋晴邦さんとなった。


>>参加者全員による記念撮影。これだけのレジェンドドライバーが一堂に会すことのすごさは、この大会ならではのこと。



>>今回のレースを制したロニー・クインタレッリさん&レオ君ペア。優勝の盾をMFCスロットカークラブの田村吉幸さんから授与された。



>>今大会で注目を集めたのは、高橋晴邦さんと片桐昌夫さんの直接対決! 各選手とも打倒高橋晴邦という様相となっていたことともあり、このシリーズポイントトップ2の動向にクギ付けとなった。



>>出走車は、各選手向けに特別に製作されたもので、現役時代に活躍した印象深いマシンにスポンサーカラーが施されている。実車を超えるスケールスピードで、高速バトルを展開した。



>>右から多賀弘明さん、横山 剣さん、ノスタルジックヒーロー編集部員、戸谷千代三さん、片桐昌夫さん、舘 信秀さん。皆さんの真剣さが伝わってくる。


>>右から長谷見昌弘さん、鮒子田 寛さん、見﨑清志さん、柳田春人さん、横浜ゴム・関口和義さん、J-SPORTS・竹内紫麻さん。



>>レースの世界では師弟コンビとなる桑島正美さんと横山 剣さん。おなじみのイ~ネ! のポーズで記念撮影。

photo:佐藤亮太/Ryota Sato

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