フェアレディZでのグループGT4レース参戦用車両「Nissan Z GT4」が発表。SEMAショーで詳細が明らかに!

仕様の詳細は11月のSEMAショーで発表。供給は2023シーズンからが予定されている

       
日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、グローバル名「Nissan Z」(日本名:フェアレディZ)をベースに、グループGT4規定に対応したカスタマー向けのレース車両「Nissan Z GT4」を発表し、その姿を世界初公開した。

GT4は市販車をベースに開発したレース車両で行われるレースで、GT3の下に位置するアマチュアレーサー向けのカテゴリーだ。
世界的には各メーカーからの車両供給が増えている注目のカテゴリーだが、国産車メーカーからはトヨタのGRスープラ GT4に続く登場となる。



2021年に公開された新型RZ34フェアレディZは、市販車両のデリバリーを前に、今年2022年シーズンにGT500シリーズに参戦。
それを見て自分もレースに参戦したいというカスタマーのアマチュアレーサーに向けたクルマがNissan Z GT4だ。


【画像11枚】迫力のウイングを装着したNissan Z GT4のスタイルや、開発ベースとなったコンセプトモデル

開発はNMCのNISMOレーシング事業部が担当。
Nissan Zをベースに、今年の6月に開催された「富士24時間レース」にテスト参戦した車両をベースに改良を重ね、走行性能、安全性、耐久性、操作性を高次元でバランスさせており、同事業部ではプロドライバーからジェントルマンドライバーまで、幅広いレベルのドライバーが総合的に満足できるパフォーマンスを実現した、としている。

ベースとなったNissan Z/フェアレディZとの違いは、VR30DDTT型エンジンに、素性の良さを活かしたエンジンチューニングを施したうえ、シャシーとサスペンションもレース用に最適化。
また、大型のリアウイングなど、空力性能もレギュレーションの範囲内で最大限の性能向上を図っている。
コクピットも長時間の過酷なレースにも耐える居住性、操作性を最適化している、

Nissan Z GT4の仕様等の詳細は、2022年11月1日~4日にアメリカで開催される2022 SEMAショーで発表予定。
車両の供給については2023年シーズンから開始するとしている。

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