【次世代エアサスをEV界の黒船にインストール!!】エンジンレスの車体にノンストレスにエアサスを組み込み、ベタ落ち車高を実現したテスラ・モデル3&モデルS

フロントにエアサスのユニットが!! エアサスでドシャコフォルムを実現したEV車のテスラ・モデル3&モデルS

       
オーナーの愛が詰まったモデルS&最新デモカーモデル3のそろい踏み!

【画像19枚】EVでも車高を自在に操るエアフォースのエアサスユニット、絶妙なローフォルムにメイクしたスタイルなど、気になるEVマシンのシャコタン化はココを見よ!!

次世代を担うEVサプライヤーとして、国内外から注目集めるテスラ。
内燃機関を必要としないことで、流麗に研ぎ澄まされた各モデルのスタイリングに、カスタムベースとしての可能性を強く感じさせられているユーザーも多いだろう。

さて、そんな注目素材にイチ早くカスタムの道筋をつけてきたのが、テスラと同じく次世代をコンセプトに掲げ、デジタル&ワイヤレスでのエアサス進化へ日々取り組んでいるエアフォースだ。

基本的には、ユーザーからの要望を受ける形で国内外のメーカー問わず、適合車種拡大へ意欲的に取り組んでいるエアフォースだが、注目の高まるテスラに関してはモデル3を迎え入れて先行アプローチしている。

内燃機関持つ従来車と違い、アクセサリー電源が存在しないばかりか、フルフラットなフロアで配管レイアウトさえも難しいEVを見事攻略。
エンジンレスとなったフロント部分へユニット類をスマートにインストールできるボルトオンキットを完成させている。

ちなみに、モデル3より上位クラスに位置するセダンのモデルSに関しても、別タンク搭載ダンパーのダイヤモンドキットだけを残して、コイルサス搭載車用エアサスの開発は完了!
カスタムベースとしてテスラをターゲットにできる環境が、いよいよ整えられた。

というワケで、今回はエアフォースによってベタ落ち車高が可能となったモデル3とモデルSを2台そろい踏みさせてみたのだが、想像していたとおり、テスラの流麗なスタイリングは車高が低いほどに美しさを増していく。

次世代EV×次世代エアサスで先進のカスタムスタイルが整えられた今、ここからテスラがどのように盛り上がっていくのか、一瞬たりとも目が離せない!!



>>モデル3の足元へマッチングされたのは、デュアルディスクデザインの造形美が美しいブロケードBL18。ブラッシュド/マットアルマイトリムで絶妙な質感へ落とし込んだ落ち着きに、ブラックピアスのアクセントが際立つ仕上がりとなっている。


>>フロント9.5J、リア10.5Jの20インチ履きをガッツリとフェンダー内へ飲み込ませるワイド&ロースタイルは、モデル3のスタイリングに新境地を切り開くもの。流麗なスタイリングというテスラの持ち味をシンプルアプローチで最大限に引き出している。




>>フロントはコイルオーバーのダブルウィッシュボーン、リアはダンパーとスプリングがセパレートのマルチリンクとなるモデル3。アームロックを回避しての着地とすべく、あえて純正サイズキープの20インチ履きとしている。




>>ディスプレイ操作ひとつでハンドリングアシストの特性変更やAWDのFRモードなど、さまざまなセッティングで走りも楽しめるテスラ。そうした設計思想へと応えるべく、モデル3には別タンク搭載ダンパーで走りを高めるダイヤモンドキットも用意された。




>>モデル3で最終チェックを行っていたのは、これまでセパレート設計だったECUと電磁弁をコンパクトに一体化した2022モデルのユニット。コンプレッサーもブラックカラーとなって、価格や機能はそのままに、アップデートされている。




>>シャコタンを目指す上で、車高の低さと実用性を両立できる選択肢のひとつがエアサス。全長調整式ダンパーを採用しているエアフォースなら、低さ重視から走りやギャップ回避にウエイトを置いたりとセッティングは自在だ。このモデル3はサイドシル着地状態を狙って仕上げられているが、全上げすればノーマルと大差ない車高にまで導ける。


>>構造上、21インチではフロントがアームロックして落としきれないため、20インチが限界。モデルSは前後11Jの20インチ履きでアウトリップをキメた、バラマンディデザインのグルーパーをフィッティングしている。


>>モデルSの後期モデルは一部だけがコイルサス搭載。そのため、純正エアサス攻略待ちの現状だと、モデル3以上にベタ落ち車高のインパクトを放つことができる。




>>フロントにダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクという足回り構造は、モデル3同様となるモデルSだが、リアはセパレートでなくコイルオーバー。別タンク式は開発中だが、通常モデルは攻略が完了している。


>>キットはフロントへのユニットインストール前提に設計されているのだが、このモデルSはオーディオとともに魅せるため、容量あるリアへインストール場所を変更。ここからどのような形で仕上げていくのかが楽しみだ。




>>モデルSに関しても、モデル3同様のアップ&ダウン幅を獲得する。低さ重視でセッティングしていっても、全上げ時はノーマル車高と変わらない状態までワイヤレスリモコンひとつで持ち込める。なお、走行時は中間付近の車高とのこと。


>>テスラのエアサス投入で難関だったのは、EVがゆえにフルフラットでフィニッシュされているフロア下だ。空力低下やエアホースへのダメージといった部分も考慮し、前後方向への配管取り回しは内部が空洞となっているサイドシルを使っておこなっている。


>>登場以来、世界各地のEV市場を席巻し、オリジナリティあふれるスタイリングがカスタムベースとしても高く注目されているテスラ。デジタル制御によるエアフォースのスタイリッシュなエアサス&ユニットにより、EVさえも美麗にローフォルム化してしまう。

【画像19枚】EVでも車高を自在に操るエアフォースのエアサスユニット、絶妙なローフォルムにメイクしたスタイルなど、気になるEVマシンのシャコタン化はココを見よ!!


『カスタムCAR』2022年1月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:テスラ・モデル3/2020年型、テスラ・モデルS/2016年型
SOURCE:エアフォースサスペンションジャパン、BALANCE AUTOPARTS WEREHOUSE

PHOTO/上新庄写真センター TEXT/四馬力

RECOMMENDED

RELATED