【世界に2261台しかないフェラーリをぶった切り!!】憧れのイタリアンスーパーカーまで昭和旧車の沼にグイグイ引きずり込んだ512TR

フェンダーを容赦なくぶった斬られたイタリアンスーパーカー フェラーリ 512TR

       
容赦なくフェラーリフェンダーをぶった切り!! 昭和改造車の美学を注入した跳ね馬スタンス

【画像10枚】ディフューザーをプラスしてデカくて四角い安定感のあるリアビュー、もともと低い全高をエアサス導入で1m前後にまで急降下させた足回りなど、気になる詳細はココをチェック!!

“切る! 斬る! フェンダーを! 出る! 出す! 全幅を!” 以上はラップのリリックではなく(笑)、リバティーウォークにおけるワイドボディ化計画の大原則だ。

ベースがどんなクルマであったとしても、ひるむことなくフェンダーをバッサリとぶった斬る!
こうしてフェンダーアーチを拡大した上で、ズゴーンと飛び出すオーバーフェンダーを装着。
だから、エアサスによる低車高の秘技を加えた際に、ジャストな見映えになることをリバティーウォークの製作陣はだれよりも心得てるんスよね〜。

この姿勢は、たった2261台しか生産されなかったフェラーリの希少物件、512TRを目の前にしても、1ミリも変わることナシ!
前後左右合計4か所のフェンダーをザクザクっとカットし、そこにニッポン旧車由来のワークスフェンダーをビス留めにて合体。
「お高いクルマだから」とチヤホヤ過保護に育てず、ストリートで生き抜いていくための武器を授ける。
そこに「もったいない」なんて価値観は一切不要。
日陰のガレージにポツンとしまい込まず、世界相手に堂々と美意識の勝負を仕掛ける。
これがリバティーウォークの生き様なんスわっ!

もちろん、オバフェンだけでフィニッシュせずに、フロントリップ、サイドステップ、ダックテールにリアディフューザーも作り上げ、エアサス、鍛造のワイドホイール、ワンオフマフラーまでセット。
もはやグラチャンに出かける昭和旧車と並んでも、先頭を走ってもらいたいほどのスゴみとヤバさがケタ違いに。

2018年発表のミウラレプリカ、2019年の308GTBと並び、LBクラシックスーパーカー路線の第3弾にして最高傑作との呼び声高い512TR。

こんな原稿読んでないで、もう一度二度三度、写真を見直してちょっ!!



>>フォグ&ウインカーの下にダクトがある純正のデザインを殺すことなく、その下にさらにダクト付きのスポイラーを重ねる。トドメに出っ歯なテイストも加味するあたりが、リバティーデザインの真骨頂なり〜。




>>いかにも旧車が組んでそーな角丸&ワイドなリアディフューザーをワンオフ&装着すれば、リアの安定感がごっつエグいことに! J-WOLF製ワンオフマフラーによるハイトーンな雄叫びも、かなりのモノですぜっ♪


>>テスタロッサ後継の512TRといえば、やっぱボディ横のダクトが最大のチャームポイント! このスピード感をキープしたまま、前後のオバフェンとの一体感を出す。そんな役目を果たすワンオフサイドステップの効能もお忘れなく。


>>もともと低い全高がエアサス導入で1m前後にまで急降下! ディフューザーをプラスして、デカくて四角いケツとなった安定感がたまらない!!


>>512TRのカタログ上の全高は1135mm。この時点でかなりの低車高っぷりなのだが、そこにエアサスを組んだ日にゃあ、もはや1mあるかないかのスレスレ状態に! 車高も全高も低いが勝ち!! バンザ〜イバンザ〜イ☆


>>車高の上げ下げを担当するエアレックスのエアサスは、フロントフード下にコンパクトにまとめて収納。足回りに関しては、特に大掛かりな加工をすることもなく、すんなり組めたみたいですぜ。




>>フェンダーの上部だけを囲うオーバーフェンダーに対し、メーカーがレースで走らせていたワークスマシンのそれは、幅もデカいし、フェンダーをグルッと1周囲んでいる。その意匠を取り入れたのがワークスフェンダー。512TRの流れるよーなボディラインにピタリと這わせていた。そこに黒塗りのLDフォージドLD12(フロント:18×9.5J OUT25、リア:11.5J OUT20)と、アドバンV105(フロント:215/40R18、リア:275/35R18)がハマる光景は、あぁ絶景かな、絶景かな。


>>まるで純正然なフォルムを造形するフロントビュー。このバランスの取れた違和感のない絶妙なメイクはさすがのひと言。

【画像10枚】ディフューザーをプラスしてデカくて四角い安定感のあるリアビュー、もともと低い全高をエアサス導入で1m前後にまで急降下させた足回りなど、気になる詳細はココをチェック!!


『カスタムCAR』2022年1月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:フェラーリ 512TR/1992年型
SOURCE:リバティーウォーク

PHOTO/南井浩孝

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