【内外装アーティスティック仕上げなエブリイ!!】文字が浮かび上がるグラフィティをモノトーンのエアブラシで描く、オーディオインストールにも注目な軽バンここにアリ!

軽バンらしからぬグラフィックス&カラーで際立つ激低フォルムのエブリイ(DA64)

       
ミューラル&シルバーリーフがアーティスティックな軽バン参上!

【画像9枚】軽バンらしからぬグラフィックス&カラーで際立つ激低フォルム、パンチ満点のガイコツ、ガイコツ、ガイコツの車内は父子2人で描きあげた意欲作など、気になる64エブリイの全貌はココをチェック!!

マスタードっぽいオリジナルカラーのボディに、ミューラルとシルバーリーフを全身に施した超刺激的な64エブリイ。
このオーナーは、たびたび自慢の軽カーで賑わす、軽カスタムのヴェテラーノ。

「ライバルが多いエブリイだから、独自のスタイルとして、カスタムはトラッキンを参考に。そこに自分の趣味である音楽×スカルというテーマで仕上げました」とはオーナー。

ボディペイントは、ローライダーシーンで活躍する「アトミックエアーペイント」のテルさんが担当。
文字が浮かび上がるグラフィティをモノトーンのエアブラシで描くという緻密な仕事ぶりはそうそうお目にかかれるものではない!

そんなエクステリアに負けじと、インテリアもエッジが立ちまくり。
天井の純正内張りに、オーナーとオーナーの息子サンの2人がポスカでスカルを手描きしたのが始まり。
隙間なく描かれたスカルと合わせたトライバル柄に端を発し、室内全部をオレンジ×ブラックで統一している。

オーディオのインストールは、全国にその名をとどろかせる「AVカンサイ」によるもの。
トランクには30cmサブウーファーと3WAYコアキシャルスピーカー×4、パワーアンプ3台をシンメトリーに配置している。

外向きオーディオばかりに目がいきがちだが、ヘリックスのプロセッサーを使い、Aピラーとフロントドアのスピーカーからはピュアサウンドが流れるという欲張りなシステムとなっている。

「私にとっての“アメリカン”とは、ボディペイントやインテリアの遊び心。遊び心を表現する部分こそ、クオリティを追求するのが大切だと思います。それがプロにお願いしても、自作にしても」

エブリイをキャンバスに、内外装アーティスティックなフィニッシュで独自のスタイルを追求した64エブリイ。
ベテランならではの遊び心とセンスに脱帽である。



>>ミューラルとシルバーリーフはアトミックエアーペイントによるもので、ミューラルは文字が浮かんでくるグラフィティ調で描かれているのがポイント。


>>リアワイパーをスムージングしたリアウインドーに、ショーネーム『BEAT NONSTOP』を入れ込む。レタリングはカッティングシートにペイントで陰影を加え、まわりのピンストはガラスにドロウしている。


>>足元にはクレンツェ・グラベンクラインフォルム(16×5.5 IN45)をセット。インナー加工と足回りのセットアップで、ツラッツラの足元美を演出する。キャンバーを付けない激低はトラッキンリスペクトからも。


>>ボディカラーはオーナーがアメリカのトラッキン雑誌で見つけたトラックを模したオリジナル色(マスタードグリーンパール)。全身をオールペンするのではなく、ピラーをブラックに塗装するところに、アトミックエアーとオーナーのセンスの高さを感じさせる。エクステリアにはスッキリとしたデザインのライブスポーツ製ボディキットを装着している。


>>足回りはエブリイのスペシャリティショップ「オウジファクトリー」によるもので、ファイナルコネクションの車高調をベースに、スタビリンク移設やインナー加工、ブラケットの延長加工やバンプ短縮加工など、緻密なカスタムが施され、キャンバーを付けない激低が完成している。


>>インテリアは音楽×スカルがコンセプト。まずは、純正の天井内張りにポスカでペイント。その上にオーナーとオーナーの息子サンの2人でコツコツ描いたスカルだが、それだけでは寂しいと、トライバル柄をオレンジに。そのカラーをベースに、オーディオやシートカバーをはじめ、各部をオレンジ×ブラックでコーディネートしている。


>>AVカンサイによるオーディオインストールも必見。VIBEオーディオを中心に、トランクには30cmウーファーと3WAYコアキシャルスピーカー、パワーアンプをインストール。ヘリックスのプロセッサーを使い、上質なサウンドを追求している。


>>大量のガイコツに埋め尽くされたアーティスティックな天井には、ハンドメイドした棺桶型シーリングライトが備えられている。棺桶にはチェーンを巻き付けており、自作とは思えない圧倒的なクオリティはベテランハンドメイダーの技術の賜だ。


>>コクピットもスカルのオブジェがお目立ち。インテリアパネルはブラックをベースにスプラッシュペイントでオレンジをプラス。バーニーブランクスのビレットステアリングが良いアクセントになっている。スパイダーネットのメーターパネルはハンドメイドで製作したそう。

【画像9枚】軽バンらしからぬグラフィックス&カラーで際立つ激低フォルム、パンチ満点のガイコツ、ガイコツ、ガイコツの車内は父子2人で描きあげた意欲作など、気になる64エブリイの全貌はココをチェック!!


『カスタムCAR』2018年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:エブリイ・バン(DA64)/2007年型
SOURCE:アトミックエアーペイント、オウジファクトリー、AV カンサイ 堺店

PHOTO/箱崎太輔 TEXT/岡本 晃

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