【ポップ&キュートな懐かしホイール!! PART☆1】リバレルした大径80'sホイール履き! スタイリングも旧車ルックにトコトンねじ伏せたミラジーノ

12インチを15インチにリバレルした80'sホイール「AC courréges」を足元に収めるミラジーノ

       
懐かしの“カルト人気1ピース”を大径化してねじ込む!

【画像9枚】やんちゃなハの字でホイールをアピールする足元、旧車テイストが香る豪奢な内装、12インチを15インチにリバレルした80’sホイールなど、気になるミラジーノの全貌はココで明らかに!!

英国車ちっくなメーカー純正レトロ仕様である初代ミラジーノを、昭和の香りがする80’s旧車ルックにトコトンねじ伏せたのがコチラ。

定番のフェンダーミラー化に背を向けたデスモのドアミラーや、ムーヴの心臓移植でのターボエンジン化も、昭和50年代のセオリーを肌で知る当時世代オーナーの確信犯なコダワリが伝わってくる部分。

そして、ネオ80’sメイクのドープな真骨頂が、ハの字シャコタンで絶品のツラをキメるべく前後15×6.75J化のリバレルを施した極太足元!

しかも、“AC”のロゴ入りディスクは、本来1ピースしか存在しないカルトな銘品「クレージュ」の本物が移植されている点に、旧車ファンは仰天絶句請け合いだ(笑)!!

貴重な当時物をツブして大径化でのマルチピース化を図り、世界に1セットのみの深リムクレージュを作り上げるあたりは、まさしく大人の贅沢。

その技術力にもアッパレだ。



>>上記元ネタの「AC courréges」とは、「AC」のロゴが入ったホイールで、’84〜’85年頃のブランドアイテム。ホイールブランドと思われがちだが、実は服飾デザイナーの故アンドレ・クレージュのアパレルブランドなのだ。当時、ヤマコという商社が、フランスの本家と正式契約を結び、日本独自のコラボ商品として、クレージュブランドのホイールを数々リリースしていた。


>>「AC」のロゴ入りのホイールは「クレージュACB」が正式名称。ほかにも8種類のデザインが存在したらしい。当時は女性向けホイールとしての打ち出し方だったが、なぜかヤングなやんちゃボーイのハートに突き刺さった印象が強いシリーズでもある。リバレルのドナーに用いたのは12インチで、1ピースのリム部分を切除。BBS用アウター&インナーリムの接合で、3ピースの15インチの極太に変身することとなった。


>>前後通しサイズの15×6.75J化で、フェンダーとの絶品のツラを体現している。


>>バルカンレンズの丸目ヘッドライトは、ハーレーダビッドソン用の社外LEDライトを移植したもの。ライトべゼルはグリルとともにメッキ部分をブラックアウトし、古風なレーシームードを与えている。


>>サンルーフはベバスト製で、ジーノ1000仕様を意識している。


>>メッキモールやエンブレムは、絶版の「オートエース」製のL700Sミラジーノ用を装着。リアゲートは同型のバン用に交換済みだ。足回りはレーシングギア車高調のコペン用を流用し、アヒル商会の独立アクスルキットでハの字切りを演出している。


>>フロントシートはブラックレザーで張り替え済みのレカロ製。ステアリングはオートジュエルの小径30Φに交換済みとなる。


>>ダッシュボード左側には、ケンウッドとバイオ(富士通テン)の当時物のグライコ3基を埋め込み、疑似80’sなドライビングサウンドを漫喫できる。


>>12インチのクレージュを15インチの極太にリバレルして大変化させた足元が最も注目したいポイント! やんちゃなハの字仕様でホイールをアピールするスタイリングにアッパレ!!

【画像9枚】やんちゃなハの字でホイールをアピールする足元、旧車テイストが香る豪奢な内装、12インチを15インチにリバレルした80’sホイールなど、気になるミラジーノの全貌はココで明らかに!!


『カスタムCAR』2018年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ミラジーノ/2001年型
SOURCE:KROOZ-CUSTOMS

PHOTO/浦野浩之 TEXT/コンヒデキ

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