【左ハンEFセダンでフルJDM!?】変態的なUS JDMの極地のシビックはエングレービングも見どころ!!

       
かつてのUSDM黎明期を機にドープなフリーク文化が確立されているのが’87〜’91年に販売されたEF系シビック。だがお手本であるUS現地のシャコタンシビック事情は、北米販売車を日本仕様ルックにするのが主流。その影響で国内右ハン車をUSDM化するより、ガワは日本仕様のままのほうが「かえってアメリカらしくてカッコいい」という逆転現象のスタイルメイクも様式化している。



さて、そんな前振りなくして語れないマニアックな本格カーがコチラ。群馬在住のEFマニアがビルドした最終’91年型のセダンだ。本来ノーマルフェンダーで収まるハズのないディープオフセットをツライチ履きしたロースタンスは、足回りやシャーシの裏の裏までベースを熟知したベテランゆえの妙。



しかも足元は日米垂涎のビンテージリム無限M7を選び、もともと深リム未設定のため惜しげもなくリバレル!! さらにエンジンルームは王道のタック&シェイブド済みで、換装したシングルカムのZC型エンジンには、ローライダー的なエングレービング(彫金)を施すショーアップ仕様だ。



が、このクルマの最大の見せ場は、エクステリアは完全な国内後期モデルなのに「まさかの左ハンドルでギャフン!!」であること。実はこの1台、逆輸入の北米仕様車をベースに、フェイスやテールなどディテールが絶妙に異なる日本の後期EFセダンをわざわざ再現したJDMクローンというのが、そのカスタムの実体だ。しかもボディパーツやレンズ類、さらには心臓も現地のスワップキットを用いたUS未設定のユニットにコダワっていたりする。志高きUS JDMのリアルな真骨頂ココにアリだ!!




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【『カスタムCAR』2017年7月号掲載】
BASE CAR:シビック・セダン 1991年型
OWNER:DPdesuo6_0サン

PHOTO/南井浩孝

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