バークやモミガラを運ぶ夢蛍は、デカ箱に驚愕の大型パーツ群を豪快にラインナップ! ダンプの「らしさ」を徹底追求した会心の1台だ。
宣工芸が手腕をふるった大型パーツ群は、圧倒的な量感と精緻なディテールメイクが大きな見どころ。とりわけ異彩を放つフロントバンパーは、張り出し幅180cm、厚さ60cmの超絶スケールで、ボトムエンドに並べた筒出しステンレスや、タテ割りのアンドンレイアウトなど、造形&アレンジのユニークさも出色。上方に組み合わせた鉄仮面とのマッチングも申し分なく、周囲に強烈な個性をアピールしている。
また、角おこしパイプにアンドンとマーカーを組み合わせたハシゴや、最上部に筒出しステンレス×8発を並べたプロテクトップなど、アッパーセクションにもビューポイントが目白押しだ。
一方の荷台回りは、最下部に抜き加工+アンドン板を仕込んだ鏡面のサイドスカートが、ダンプの迫力をより一層増強。「千手観音」を描いたケツブタは、きらびやかなゴールドカラーも功を奏して、見る者の視線をクギ付けにする。現在は張り出し幅180㎝というロングスケールのミラーステーを製作中につき、近々のリメイクに乞うご期待だ。
【写真6点】重戦機仕事車。カミオン2012年4月号トップアートをもとに再構成