姫路架装が手腕を振るった大型パーツ類は、約1mの張り出しを誇る可動式のフロントバンパーのほか、そのフロントバンパーと張り出し量をそろえつつ、極太パイプ×2本で組み上げたミラーステー、天板を格子状デザインで仕上げた2段平型バイザーなど、大胆なスケールと独創的なデザインを兼ね備えた秀作モノばかり。
ツートーンカラー(メタリックピンク&レッド)で塗り分けたキャブ周りを迫力満点にアートアップする一方、随所に散りばめたメッキアイテムとのマッチングも申し分なく、華やかかつオリジナリティに富んだアートスタイルの構築に成功している。
荷台周りは、キャブパーツと同様に、前方に大きく張り出したプロテクトップが特筆ポイントで、前面に配したアンドンや、両サイドの3段スリット、最上部の角パイプデザインなど、ディテールにも多彩なみどころを用意する。
また、鏡面張りを施したプロテクター側面&アオリや、額縁に縞板をあしらったサイドバンパーなど、サイドセクションのコーディネートも精悍にして華麗だ。3連角テールボックスをレイアウトしたリア下周りは「赤地+白フチ」の泥除けもハイセンスなルックスを好アピールしている。
【写真7点】苛烈なダンプ稼業を体現したかのような男らしくも豪快なスタイル。カミオン2008年5月号トップアートをもとに再構成