【冬を楽しむ】冬の季節を待ちわびるVW乗り。なぜなら彼はストーブ・コレクター

今回、取材協力をしてくれた「湊珈琲」のお店の中の様子。

       
本編主人公としてご登場していただくのは、岐阜のストーブ・コレクター、今井さん。古いものが大好きで、趣味で古物商の資格もGETしたというツワモノだ♪そんな今井さんの愛車は2台のVW。ついでに言うと、ストーブもVWもDIYレストア派だ。無論、冬のお楽しみは、VWを傍らにストーブの炎に囲まれること!

2台のオールドVWで古い街並みを駆け抜ける

 まだ昭和の面影を残す岐阜県のとある町。その街並みに溶け込む空冷VWが、バタバタという独特な排気音を響かせながら走っている。ワーゲンのステアリングを握るのは、クルマ遊び&アンティーク収集にも長けているベテラン、今井さん。本編の主人公だ。今井さんは2台の空冷VWを保有し、ヴィンテージストーブのコレクションもされる方。ここではそんな彼のライフスタイルをご紹介しよう。



 以前はV8エンジンを搭載するアメリカンカーを趣味グルマとしていた今井さんだが、キャンプに使えて荷物も積めるクルマということで、’68年以降の二代目VWタイプⅡ(レイトモデル)の、さらに後期型、’73年以降の通称=レイトレイトを入手。それをコツコツ仕上げ直している間に、なんとタイプⅠのビートルも追加で購入してしまったのだとか。



 クルマの仕上げ方は、どちらもオフロード/デザートランナー風なスタイル。VWでも異彩を放つオフロードタイヤ履きで、タイプⅠはバハバグをも連想させるスタイルを実践しているところが個性満点だ。

 そんな今井さん。週末なると、友人が営む古民家を改装したカフェに立ち寄ってトーク&コーヒータイム。そのあとクルマをバタバタ走らせ、秘密のガレージに移動。趣味のコレクションであるヴィンテージストーブたちを愛でるのが恒例なのだそう。そこには多数の石油ストーブが保管されており、分解やクリーニングなどの作業を楽しみ、実際に着火させてその温もりを楽しんでいる、というワケだ。



新たに入手したストーブの運搬などにはタイプⅡが活躍するそうで、クルマもストーブも年代モノながら実際に稼働しているところが素敵。質実剛健な物は時を超えて生き残る。それを自らのライフスタイルで実証しているのが今井さん、といえそうだ。

【画像13枚】湊珈琲のお店の様子を紹介。お店の中はタイムスリップしたようなノスタルジックの雰囲気!詳細はコチラ!


取材協力:湊珈琲
岐阜の”映え”スポット 「湊珈琲」で一休み

「湊珈琲」は今井さんの友人が経営していることもあり、行きつけの店。名物のお団子は餡やトッピングを選べたりすることから大人気!「インスタ映えする」ことで、女性客で賑わうのも特徴だ。お店を見渡すと、今井さんが寄贈したアラジンのストーブが、えびすさんの隣に置いてあったり。





初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2020年 Vol.07
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:1972年型 VW タイプⅠ、1978年型 VW タイプⅡ
オーナー:今井邦昌
撮影協力:湊珈琲

文 / 岡本晃 写真 / 南井浩孝

RELATED