小排気量で高性能! 夢のパワーユニットとして登場したロータリーエンジン。安価で高性能なスポーツカーとすて海外で人気を博した サバンナ RX-7 1

コスモスポーツが1967年5月にデビューして以降、東洋工業(現マツダ)ではレシプロエンジンに置き換わる新世代のパワープラントとして、ルーチェ、ファミリア、サバンナに搭載。華々しく売り出した。ところが高性能であることと引き替えに燃費の悪さが指摘され、オイルショックの時期も重なったことで、乗用車系へのロータリーエンジン搭載が叶わなくなってしまった。

 しかしロータリーエンジンは、しぶとく生き残った。ロータリーを搭載するにふさわしい、スポーツカーのためのパワープラントとして。78年3月に登場したSA22CサバンナRX-7が、復活へのとなった。安価で高性能なスポーツカーとして、日本国内はもとより海外で人気を博し、RX-7の名はロータリーの代名詞となる。


クーペボディのリアはガラスハッチだが、カブリオレは独立したトランクリッドを持つ。



フロントフード上には、インタークーラー用のエアインテークが付く。



オーナーの好みで、SA22Cのフェンダーエンブレムを装着。



空冷インタークーラー付き13B型ロータリーターボエンジンを搭載。エンジンの搭載位置が前車軸より室内側にあり、これがハンドリングをはじめとして、走行性能向上に大きく寄与している。


ハチマルヒーロー 2009年 05月号 vol.11(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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