着地の美学(CARBASE 008 × MAZDA AXELA)

エアサスにおけるスラムドビューのかっこよさに地面に着地するスタイルがある。 ここに紹介するアクセラはその着地の塊感にこだわりがものすごい! さらにはリム刺しといったフェンダービューも両立させたことで唯一無二の存在感を手に入れた。

       
アテンザ、ロードスターと、免許を取って以来、マツダ車以外は所有したことがないという安田サン。結婚を機に実用性の高い4枚ドア車を(エライ!)と、新しい相棒に選んだのがBM型アクセラ。車両自体はロードスターの頃からインスタ上で交流していた仲間から譲り受けたモノだが、カスタマイズについてはすべて安田さん流にイチからリメイクされている。製作を担当したのは愛知のスゴ腕ビルダー、カーベースゼロゼロハチ。コンセプトはシンプルな着地仕様。アクセラをイジる際、ホイールは18インチがセオリーとなっているが、ココをあえて17インチのマイスターM1で外径をひと回りダウン。これに対しリムは前後とも10・5Jというワイド幅を選び、205サイズのタイヤをパツパツに引っ張る手法が取られた。このファットなタイヤ&ホイールをノーマルフェンダー内に押し込む上で必須となるキャンバー調整については、フロント側にアクセラより片側で15ミリ長いGJ型アテンザの純正ロアアームを加工流用。リアにはメーガンレーシングのアッパー/トーコントロールアームを組み込み、前後それぞれ8度、10度という角度に設定。アーム類やホイールのインセット選びなど、カンペキなセットアップにより、エアフォースのエアサスをフルダウンさせた際にはエアロ完全着地+リム刺しという、難度の高い合わせワザを見事に達成。アソビとファミリーユースを両立できるエアサスって、やっぱりいいネ!

(SPEC)
●BASE CAR:2015 MAZDA AXELA
●EXTERIOR:MAZDA SPEED (FRONTSPOILER / SIDESTEP / REARSPOILER) , FENER ROLL , US OEM (HEADLIGHT / FOGLESSCOVER)
●WHEELS:WORK MEISTER M1 (F&R=17×10.5J+10)
●TIRES:HEFLY (F&R=205/45-17)
●SUSPENSIONS:AIRFORCE (AIR-SUSPENSION / FRONTUPPER MOUNT) ,  MAZDA ATENZA LOWERARM ,
J-LINE ONI-CAN BOLT , MEGANRACING(REAR UPPERARM / TOWCONTROLARM) , AMTECS REAR ECCENTRICITY CAM
●TUNING:ODULA ECU , ONE-OFF INTERMEDIATE MUFFLER + REAR STRAIGHT MUFFLER
●INTERIOR:GOODGUN FULL-BUCKET SEAT , NRG (QUICKRELEASE / SHIFTKNOB)

source:カーベースゼロゼロハチ 0566-45-6820

photo:Akio Hirano