FUJITSUBO|AE86チューンドに向けて 4A-G型用のEPUを開発中!

1、2番はデスビとの位置関係もあって水平に近いが、3、4番はカチ上げた取り回しとなっており、完全等長となる。φ42.7mmのパイプ径もあって、かなりレーシーな感じだ

       

「EPU」とは、FUJITSUBOが誇るトータルエキゾーストシステムで、エンジンチューニングを楽しむオーナーに向けて、最適なエキマニとマフラーとして開発されたエキゾーストシステムだ。現行モデルを中心に、S30フェアレディZ、KGC10ハコスカHTもラインアップ。そのEPUシリーズとして、今注目が高まっているAE86用を追加するべく、現在急ピッチで開発中。ここで先行して紹介しよう!


4-1集合の等長エキマニを新たに開発!
16バルブと20バルブにも対応

 現在、開発進行中のAE86用のEPU。このEPUというのは、「EXH PERFORMANCE UNIT(イーエックスエッチ パフォーマンス ユニット)」の略称。AE86に搭載された4A-G型エンジンをチューンアップし、サーキット走行などを楽しむオーナーに向けたトータルエキゾーストシステムだ。FUJITSUBOには、すでに4A-G型用エキマニがラインアップしているが、今回、EPU用に新たな取り回しのエキマニを開発している。いわゆる「カチ上げ」タイプで、3、4番のパイプが立ち上がっているのが特徴。パイプ径はφ42.7mm→φ60.5mmの4-1集合という高回転仕様となっている。また、16、20バルブのどちらにもにも対応するので、ヘッドを換装しても使い回せる。



φ425.7mm、4-1集合の完全等長タイプ。3、4番はカチ上げ仕様の取り回し。シャシダイや走行テストを行っているため、うっすら焼き色が付いている。


キャタライザー+サイレンサー=キャタレンサー!
公道からサーキット走行まで対応する


 FUJITSUBOがリリースするEPUは、サーキット専用エキゾーストシステムではなく、あくまで公道走行が可能な合法マフラーだ。そのため、対象車両に応じた排ガス試験や事前認証(またはJASMA認定)を取得しているのが最大の特徴。
 今回のAE86用は、フロントサイレンサーにスポーツキャタライザーを組み込んだ、「キャタレンサー(仮称)」を新たに開発。おそらく、アフターパーツでは初の試みということだ。純正の触媒を取り外し、スポーツキャタライザー仕様になり、排気のヌケも純正触媒と比較すると、格段によくなる。
 このEPUを組み込んで排ガス試験を行った結果、各数値はしっかり規定値内におさめることができたそうだ。また、そこそこいい感じのエキゾーストサウンドに感じたが、音量規制の103dBからは、いくらかのマージンを残した音量とのこと。アイドリングからヤル気にさせる感じで、踏み込むといい感じに高まるサウンドが響いていた。これでストリートからサーキット走行にも対応するというから、エキゾースト系に不満があるAE86オーナーは必見だ!


マフラーのメインパイプはφ60.5mmで、テールエンドはφ60.5mmのデュアルとなっている。


純正の触媒に替えて装着されたフジツボ製の「キャタレンサー」。写真左がエンジン側、右がリア。コンパクトだが性能は保証付き。


キャタレンサーを外してもらってクローズアップ。写真左側、遮熱プレートが装着されている部分がスポーツキャタライザーとなる。なので、構成としては、エンジン→サイレンサー→キャタライザー→リアサイレンサー→出口となる。ちなみに、AE86用として排ガス試験に無事に合格し、細部のツメに入っているとのこと。

今回紹介したFUJITSUBOから発売される予定のAE86用のEPUは、11月3日に富士スピードウェイのP7駐車場で開催する、「ハチマルミーティング 2024 at FSW FUJITSUBO × ハチマルヒーロー」でお披露目の予定。期待しよう!

その前に、近々、FUJITSUBO EPUを装着したAE86による、サウンドチェックの動画をアップする予定なので、お楽しみに!!