ハコスカ+OS-FR7【5】純正コンソールの下に隠れたロマン。L28型改3240㏄のトルクを伝えるシーケンシャルミッション!

オーナーが、「OS技研の7速を積むんやったらココしかないやろ」と訪れたのが、プロショップナカガワだった

【4】から続く
プロショップ ナカガワが、ハコスカに「OS-FR7」を搭載した。旧車に積まれるのはS30Zに次いで2台目で、ハコスカでは世界初となる。これまでのシーケンシャルドグミッションの概念を一新した、衝撃のないスムーズな操作感が話題の次世代のレーシングミッションは、L型フルチューンでゼロヨン最速を目指すハコスカとのマッチングはいかに!?

【画像26枚】OS-FR7のリンク式シフトレバーは、操作レバーの位置や角度を自由に調整できるのが特徴。さらに、ナカガワ仕様として、リンケージの片方を逆ネジに変更し、ターンバックル化しているところがポイント。ネジを取り外すことなく調整できるので、作業がとてもスムーズにできる

今回、プロショップナカガワで「OS-FR7」を搭載したハコスカ。
テーマとする「ゼロヨン最速」を目指してのチューニングは、着手から9年以上がたった今も継続中で、OS-FR7の搭載は念願だったメニューの1つだ。
「シーケンシャルミッションもいろいろあるけど、自分はコレと決めてましてん。OS技研さんは信頼性が違いますわ」とオーナー。
エンジンは、OS技研のφ89.5㎜ハイコンプピストンにフルカウンタークランク、H断面コンロッドを組み合わせたL28型改3240㏄のフルチューン仕様。強烈なパワーとトルクにもOS-FR7は余裕で対応する。

今回、プロショップナカガワで「OS-FR7」を搭載したハコスカは、本誌Vol.018で紹介した大阪在住の松野さんの愛車だ。テーマとする「ゼロヨン最速」を目指してのチューニングは、着手から9年以上がたった今も継続中で、OS-FR7の搭載は念願だったメニューの1つだ。「シーケンシャルミッションもいろいろあるけど、自分はコレと決めてましてん。OS技研さんは信頼性が違いますわ」と松野さん。エンジンは、OS技研のφ89.5㎜ハイコンプピストンにフルカウンタークランク、H断面コンロッドを組み合わせたL28型改3240㏄のフルチューン仕様。強烈なパワーとトルクにもOS-FR7は余裕で対応する。


シフトレバーが純正位置にピッタリとくるように設計されたワンオフのシフトボックス。コンソールを付けなくても十分カッコいい造形。
>>シフトレバーが純正位置にピッタリとくるように設計されたワンオフのシフトボックス。コンソールを付けなくても十分カッコいい造形。

コンソールやインテリアパネルはオーナーお気に入りのカーボン仕様。もちろん、ドラッグ本番時にはすべて撤去。ウエイトを限界まで絞ってステージに並ぶ。
>>コンソールやインテリアパネルはオーナーお気に入りのカーボン仕様。もちろん、ドラッグ本番時にはすべて撤去。ウエイトを限界まで絞ってステージに並ぶ。

シフトポジションインジケーターは、ステアリングコラムの上に設置。Nと1〜7速まで、そしてRを表示する。
>>シフトポジションインジケーターは、ステアリングコラムの上に設置。Nと1〜7速まで、そしてRを表示する。

速度は、プロペラシャフトに取り付けたマグネットセンサーからのパルス信号を、スタックメータに読み込ませて表示するシステム。シャーシダイナモにて、実際の速度とパルス信号のキャリブレーションを行い、正しいスピードが表示されれば搭載作業は完了だ。
>>速度は、プロペラシャフトに取り付けたマグネットセンサーからのパルス信号を、スタックメータに読み込ませて表示するシステム。シャーシダイナモにて、実際の速度とパルス信号のキャリブレーションを行い、正しいスピードが表示されれば搭載作業は完了だ。

ハコスカのオーナーが、「OS技研の7速を積むんやったらココしかないやろ」と訪れた。初搭載にして所用日数は、プロペラシャフトの製作期間を含めて3週間強。「搭載方法や注意点はおおよそ分かったので、ハコスカにOS-FR7を載せたい人は、ぜひどうぞ〜」と中川さん。
>>ハコスカのオーナーが、「OS技研の7速を積むんやったらココしかないやろ」と訪れた。初搭載にして所用日数は、プロペラシャフトの製作期間を含めて3週間強。「搭載方法や注意点はおおよそ分かったので、ハコスカにOS-FR7を載せたい人は、ぜひどうぞ〜」とプロショップナカガワの中川さん。

プロショップナカガワ 兵庫県姫路市余部区下余部1239 TEL079-272-3883 https://more-drive.jp/
>>プロショップナカガワ
https://more-drive.jp/
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初出:ノスタルジックスピード2020年3月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT : ISAO KATSUMORI(ZOO)/勝森勇夫(ズー) PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックス ブックス)

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