「カッコいいから乗る」。 自分の気持ちを最優先したサニトラ乗りのシンデレラストーリー|1994年式 日産 サニートラック 1200 ロングボデー Vol.1

今の悩みは太めのタイヤ&ホイールのせいで、ステアリングの全切りができないことだそうだ。

       
旧車を"伴侶"に選んだ女性たちの物語

今回からはじまったこのコーナーは、「旧車に乗っている女性は何を考え、どうしてそのクルマを選んだのか? 」を軸に、深く掘り下げていく。記念すべき1回目に登場する彼女はなぜ旧車を、しかもトラックを選んだのか?  その理由とは? 

【1994年式 日産 サニートラック 1200 ロングボデー Vol.1】

B110系サニーの顔をしたトラック、通称「サニトラ」は、イジって遊べるA型エンジンと軽量ボディ、そしてタマ数の豊富さなどから、今なお走ってよし、ドレスアップしてよしの1台だ。サニトラのオーナー層も、旧車ビギナーからベテランまで、年齢もキャリアも幅広いのが特徴だが、まさかこんな美女のハートまでつかんでいたとはビックリ!  
 オーナーのサニトラ歴は、今年(2016年)で3年目になる。長身でオシャレな彼女のいで立ちとヤレた旧車の組み合わせは、ミスマッチとしか思えないのだが、彼女はサニトラが好きで好きでたまらないのだそうだ。


▶▶▶【画像16枚】左右のシート背もたれの間に小物入れを後付けするなど、狭い車内を快適に使う工夫も見受けられる。「見た目のカッコよさで選びました(笑)」と、選んだ理由を暴露したダッツンバケットシートなど



ほかのクルマを見て気に入ったという初期型の丸形2灯ライト&グリルに衣替え。DATSUNのエンブレムは、購入時から付いていたそうだ。オールペイントのように思える商業車らしからぬグレーのボディカラーは、メーカー純正色となる。





当時物のSSRメッシュホイールもおじさんからのいただきもので、サイズは15インチで、フロントが6.5J、リアが7J。それをいったんバラしてピアスボルトをステンレスに交換し、バフをかけるなど、美しさに磨きをかけていた。合わせるタイヤはピレリ・ドラゴンの165/45R15だ。




ワークのエクイップ14インチにスピードスターマークⅠ 13インチ、そして物入れと、荷台もフル活用!



1994年式 日産 サニートラック 1200 ロングボデー
SPECIFICATIONS 諸元
● エクステリア:初期型用グリル/フロントバンパー、シビエ・ヘッドライト、ベレットGT-Rミラー、DATSUNエンブレム流用、クリアウインカーレンズ、クリアテールレンズ、ロープフック&リアウインドーガードスムージング、リアフェンダー叩き出し加工
● 排気系:バーテックス・ワンオフステンレスマフラー
● 足回り:(F)ワンオフ車高調、(R)モーターファーム製ショックアブソーバー、3インチ+18mmロワリングブロック
● タイヤ:ピレリ・ドラゴン (F)165/45R15、
 (R)165/45R15
● ホイール: SSR・フォーミュラメッシュ (F)15×6.5J、(R)15×7J
● 内装:モモ・ステアリング、ニスモ・ホーンボタン、サンデーヒーローズ・メッキコラムカバー、ダットサン・バケットシート、ドア内張り&センターコンソール黒塗り、サンヨー・カーナビ


【2】【3】【4】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1994年式 日産 サニートラック 1200 ロングボデー(全4記事)

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text : AKIO SATO/佐藤昭夫 photo : RYOTA SATO/佐藤亮太

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