前売り観戦券が完売に!大盛況の中で行われたRd2 FUJI 450Kmレース|2023 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE

MOTOR THINGS 2023/05/26

悪天候や度重なるアクシデントにより波乱のレース展開で開幕した2023年のSUPER GT。ゴールデンウィーク期間中の恒例行事となっている第2戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE」が、5月3-4日に満員の富士スピードウェイにて開催された。

富士山も姿を現し大型連休にふさわしい晴天に恵まれたレースウィークとなったRd2。3日に行われた予選では4号車グッドスマイル初音ミクAMGが欧州勢トップとなる3番手、88号車JLOCランボルギーニが6番手タイムをマークするなど活躍を見せる。

迎えた4日の決勝レースは開幕戦の300kmレースとは変わりロングランとなる100周450kmのレースが行われ、通常では1回だったピットストップ義務も2回に。また快晴だったこともありスタート時の路面温度は38度となるなど、各チームは戦略に頭を悩ませる中レースはスタート。直後に88号車ランボルギーニと2台の日産GT-Rが1コーナー侵入で3ワイドのバトルから接触し88号車はスピンにより順位を落としてしまう。

レース序盤は12番手スタートだった6号車Audi R8がわずか7周で3番手へ浮上。6号車はレース中盤にはクラストップを走行するなど、ポテンシャルを見せた。スタート後上位を走行し安定感のある走りを見せ期待されていた4号車AMGだったが、レース折り返しを迎える頃にマシンから白煙が上がり急きょピットイン。オイル漏れが原因により修復出来ずにそのままリタイアとなってしまった。その後レースは開幕戦とは打って変わりクリーンなレース展開で周回数を消化しチェッカーを迎えた。

欧州勢では65号車のLEONLEON PYRAMID AMGが安定した走りを見せ開幕戦の表彰台に続き4位に。6番手に88号車、7番手に6号車が続いて入賞を果たした。

amg
Rd1の2位表彰台に続き、サクセスウェイトを負いながらも4位獲得と勢いが止まらない#65 LEON PYRAMID AMG。

ランボ
スタート直後のバトルで最後尾まで順位を落としてしまうが、見事6位まで追い上げを見せた#88 JLOC ランボルギーニ GT3。

audi
決勝7位でレースを終えた#6 DOBOT Audi R8 LMSだが、スタート直後やレース中盤での圧倒的な速さで着実なステップアップを見せた。

m4
決勝は13位で終え、我慢のレースとなった#7 Studie BMW M4。次戦は昨年優勝したRd3鈴鹿。次戦の巻き返しに注目だ。

amg
好調な走りを見せていただけに、悔しいリタイヤとなった#4 グッドスマイル 初音ミク AMG。開幕戦からの安定感から今年大注目のチームであるのは間違いないだろう。

写真=南 博幸 Minami Hiroyuki 文=鈴木華子 Suzuki Kako