ボディ全バラからのフルレストア車両! RB26積み&OZペガソで注目度バリ高!!【画像10枚】心臓はオーテックRB26DEのあえてのNAをチョイスしたエンジン、コア人気のOZペガソをリバレル&アウトリップで攻めた足元、赤でアレンジしたオシャレなインテリアなど、Z31の全貌はココを見よ!! 子どもの頃から憧れていたZ31。
過去に2度オーナーとなるも、思うようにイジることができなかったこともあって、Z31への想いは募るばかり。
そこで今度こそは理想を形にしようと、300ZXベースで、MT化された300ZR仕様を手に入れたが、待ち受けていたのはエンジンブローだった。
「購入して即ブローですから凹みましたが、そこで出会ったのが32スカイライン・オーテックバージョン。迷うことなくドナー車としてクルマごと手に入れ、エンジンスワップと並行してZ31をフルレストアすることにしました」
ちなみに、ドナー車について説明すると、GT-Rの心臓部RB26ターボをNA化&AT化し、4ドアボディへ搭載したというモデルで、なんと生産台数198台の激レア車だ。
オーナー的には、Zイコール直列6気筒との思いがあり、サウンドやフィールバツグンの6連スロットル採用RB26・NAは、心臓移植にはうってつけの1台。
こうして理想をひとつ手に入れたことから、子どものころ憧れていたスタイル追求に邁進することに。
なお、RB26換装と並ぶ注目ポイントがアウトリップでキメた足元。
まずは憧れていたスタイルを楽しもうと、SSRメッシュを15、16インチで履きこなしてきたが、ヤンチャ感を添えるべく新たにチャレンジしたのはOZペガソ17インチのリバレル履き。
フロント10J、リア11Jを前期用アーム流用やコイルオーバー車高調などでサラリと履きこなし、低く走れる1台へと導いている。
長年思い描いた理想形を単に再現するのではなく、イマドキ感もミックスしたオンリーワンスタイル。
US寄せが多いZ31フリークには邪道に見られることもあるそうだが、これぞ旧車スタンスの極みともいえる1台だろう。
>>ダイヤキルトレザーへと張り替えたレカロSPJを軸に、フロア&ラゲッジマットも赤でアレンジ。モモのフラットステア、TBOエアロミラーなど、内外に当時モノを添えながらも、現代的なインテリアへとイメージを高めている。
>>低く走れる1台を目指し、TBOフロントリップは30mm短縮している。
>>エアロミラー内部のFRP痕をスムージングするなど、細部も抜かりなくブラッシュアップしている。
>>足元のヤンチャ感とシンクロさせるべく、マフラーにはセダンで人気のセッションテールをチョイスしている。
>>ボディカラーはウエディングドレスをイメージした純白にキラメキ感を添えるオリジナルパールホワイト。タイヤサイズはフロント215、リア235となる。当初はもうちょっと太履きだったが、パワーをロスなく伝えるための選択となる。
>>6連スロットルのサウンドとフィールを満喫すべく、オーテックバージョンのRB26NAをRB20用5MTとドッキング。ベタ落ちでも問題なく走れるようにエンジン位置は15mm上げ。もともと、VG30搭載モデルだが、ハーネス処理でノーマルメーターをすべて稼働させている。
>>’90年代VIP草創期のセダンイメージのヤンチャ感を添えようと、17インチのOZレーシング・ペガソを足元にチョイス。ディスクカラーはBBS・LMチャンピオンにアレンジ済みだ。フロントにはAMG・OZディッシュのハイディスクを投入し、リアは海外から取り寄せた4インチアウターリムを組み込んでいる。前期アーム採用の理由は、現車は後期より7mm内に入るからだ。
>>ちなみにキャンバーは、フロント:3度、リア:6度となる。極端なネガキャンは避け、走れるスタイルを目指している。
>>オーナーが長年思い描いていた理想のZ31が仕上がった。現状でフロントのツラの甘さが気になるため、ロアアーム延長などにより、完熟形を目指していくとのこと。
【画像10枚】心臓はオーテックRB26DEのあえてのNAをチョイスしたエンジン、コア人気のOZペガソをリバレル&アウトリップで攻めた足元、赤でアレンジしたオシャレなインテリアなど、Z31の全貌はココを見よ!! 『カスタムCAR』2018年12月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:フェアレディZ(Z31)/1987年型
SOURCE:オートファクトリー ガレージB