シンプルボディを着地級の低さで魅せる!【画像11枚】20インチのMTSホイールをインする足元、激低スタイルを手に入れるための数々の加工、シンプルなフォルムを形成するボディワークなど、激低着地ハイエースの全貌はここから明らかに!!ローシルエットを極めれば、行き着くのが着地仕様。
そんなニーズをハイドロ遣いのオーソリティであるトリニティにぶつけたオーナー。
もともと履いていたM.T.S.のMJ-リバースのホイール(20×8.5J)を使った足元コーディネートがテーマとなり、着地を目指したカスタムがスタート!
足回りにはトリニティの着地仕様のハイレベルなメニューが組み込まれる。
リアはマルチリンク化してハイドロシリンダーを組み込み、さらにはホーシングのナロード(片側15mm)を施し、ホイールをフェンダー内に収めつつ、着地させる仕様を完成させている。
リアフェンダーは、アーチ部分の広い面積を滑らかに叩き出している点にも注目。
どっぷりフェンダーが被るフォルムを美しく仕上げているのも美点のひとつだ。
さらに、ホーシングの逃げとして深さたっぷりのトンネルをフロアに設置し、車高を下げきれる仕様なのはいうまでもない。
アキュエアーを仕込んでいるので、記憶した車高はプリセット可だ。
ハイドロユニットは、サイドステップ部分に設置。
リアシート後方にバッテリーを設置するスタイルで、ハイドロ関連のユニットはコンパクトにまとめられた。
外装はいたってシンプルなエアロワーク。
フロントはT.S.DスタイリングのワイドルックバンパーにTYPE-1ボンネットを組み合わせる。
純正から大きくデザインを変更しないことで、エアロの存在感を際立たせることなく、シルエットを強調することに成功している。
リアも同ブランドのフルバンでステップレス化。
リアビューをスッキリとすることで、着地時のフォルムを美しく見せる。
20インチホイールをフェンダー内に収める着地仕様を完成させたオーナー。
思いどおりのローフォルムが完成した。
>>フロントはT.S.Dスタイリングのワイドルックバンパーを装備。コーナーパネル一体型のTYPE-1のボンネットを組み合わせて、ツルリとしたフェイスを作っている。あえてスムーズなフォルムとすることで、ローシルエットを際立たせているのも狙いだ。
>>リアバンパーにもT.S.Dスタイリングのパーツをチョイス。ステップレスのフラットバンパーで、リアビューにもすっきり感を演出。サイドシルが完全に地面に接触する着地仕様を強調するシンプルなシルエットを備えている。
>>ホイールはオーナーがこだわったMJーリバース(20×8.5J)を履きこなすことを念頭に着地仕様が組まれた。フロント&リアともにフェンダーに収まる美しいフォルムを作り上げている。
>>リアはホーシングのナロードに加えてフェンダーを叩き出すことによって8.5Jのホイールをフェンダー内に収めた。20インチの台形ホイールにフェンダーが被るスタイルが美しく決まる。
>>トリニティの“着地仕様”ハイドロを施した足回り。特にリア回りは大がかりな加工が施される。ホーシングにハイドロシリンダーのブラケットを取り付け、ギリギリまで下がる仕様を追求した。マルチリンク化も着地仕様には必須のカスタムメニューとなる。
>>キャビン側を見ると、ホーシングの逃げを確保するトンネルを設置。タイヤハウスも含めてハイドロで車高を下げる際に干渉する部分がないように処理されている。武骨な加工ではなく、インテリアとして統一感のあるカーペットを張った仕上げも上質だ。
>>1ポンプのハイドロユニットはサイドステップに設置。キャビン内を圧迫することもなく、スペース効率がいいのだ。
>>トリニティでハイドロを組み、着地仕様を完成させたこの雄大なフォルムを見よ! ホイールにフェンダーがしっかり被る仕様をハイエースで作り上げた。
>>ダッシュ右サイドには、アキュエアーのリモコンを埋め込むパネルをビルトイン。ビレットステアリングなどの好みのパーツで内装をコーディネート。ドアはカットしてアウターバッフルを設置している。
>>着地級の激低スタイルを手に入れるために、さまざまな加工を施した200系ハイエース。20インチのMTSホイールを組んだこだわりの足元メイクも最高だ!
【画像11枚】20インチのMTSホイールをインする足元、激低スタイルを手に入れるための数々の加工、シンプルなフォルムを形成するボディワークなど、激低着地ハイエースの全貌はここから明らかに!!『カスタムCAR』2021年5月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL/2012年型
SOURCE:トリニティ