新車の屋根をブッた切り!超絶カスタムJB74シエラ見参!!【画像9枚】ロック仕様を意識したFRP+アルミドア、モンスタートラック化のヒミツはココを必読せよ!“NATS”の愛称でおなじみの日本自動車大学校(以下NATS)は、’89年に創立した自動車整備士を養成するための専門学校だ。
でもでも、カスタムCAR読者にとっては「あ〜、東京オートサロン(以下TAS)にカスタムカーを大量展示してくる学生サンたちでしょ♪」と言ったほうがよくわかるかも。
っつーのも、NATSは’98年から、2年間整備科でお勉強した学生を対象に、そのあと1年間カスタムについてじっくり教えるカスタマイズ科を設置。ここでの授業ってのがカスタムカー作りなモンだから、そりゃもーカスタム好きにとってはウハウハな天国なのでぇ〜す!
そして、ココNATSから生み出されるカスタムカーが、またエゲツないのばっか!
過去には’06年4月号の本誌表紙を飾ったフェラーリベースのドリームカー、“ライトニング”を始め、TASのセダン優秀賞とかコンパクト最優秀賞なんてのもサクッと受賞するほど。
もうねえ、ハッキリ言って学生サンのお遊びレベルじゃないんスよ。
プロを相手に勝っちゃうほどの実力をメキメキとつけてるんスよ。
高校野球で言ったら、ドラフト1位の即戦力をバンバン業界に送り出す最強アマチュア軍団なんスよ〜っ!
で、学校側も「なんかトンデモねーの、作りたいよね〜」と、カスタマイズ科を推しメンならぬ“推し科”に指定。
プロジェクトの一環として、ジムニーに目をつけ、新車のシエラを入手。
同校OBにしてジムニー界の大御所・岩手「エヌズ・ステージ」矢羽々代表の協力の下、TASに向けてジムニーカスタムに着手したのだ。
こんなイキのいい旬の素材を目の前に出されたんじゃあ、学生サンたちのヤル気スイッチも入りっぱなし。
結果、同校の歴史に残るモンスターシエラが完成したのだっ!
[chapter 02]へ続く
>>ボディをグルリ1周巡る武骨なφ40mmアルミパイプが、岩との接触から身を守るボディガードの役目を果たす。オバフェンはシエラの純正品にチッピング塗装を行い、ワイルドさを最高潮に演出!
>>純正ドアを型取りしてFRPで作った特製ハーフドアが、冒険ゴコロに火を点けるっ! ちなみに、ロープやチェーンでも車検はOK。今回みたいにFRP製となると強度試験を受ける必要があるんだとか。
>>開閉は2本のアルミ棒が担当し、手前を押せばロック、奥を押せばキャッチャーが外れる仕掛けのハンドメイド品となる。アルミ張りの室内側にはケンウッドのスピーカーもIN!
>>ためらいなくブッた切っちゃった屋根をFRPで型取りして、パノラミックルーフっぽいカサ上げ感を演出。ど真ん中をカットして幌張りにしているのもビックリ仰天だ!
>>リアシートなんかは取っ払って、アルミのシェルで囲えば、オープン、パノラミック、ピックアップのノリが楽しめるマルチなジムニーへと大変身!
>>アルミシェルにはトヨタ・ハリアー用電動リアゲートダンパーもついてるんで、スイッチ1つでガバッと開閉も自由自在!!
>>テールレンズは社外のLEDタイプを使う。ホントはボディにくっつけたかったらしいが、車検取得のことを考えると、この位置に装着するのがベストなのだそーだ。バックランプがプロジェクターってのもオモロいね〜♪
>>インパネ上に何やらちっちゃいモニターがズラリ。これは車高が上がって死角となってしまったフロント左側、センター、右側、そして左フェンダー部が安全かどうかチェックするためにカメラを設置したマストな装備なのだ。
>>足回り&タイヤで10インチ以上のカチアゲを敢行! 詳細は[chapter 02]を待て☆
『カスタムCAR』2019年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ジムニー シエラ[JB74]/2018年型
SOURCE:NATS日本自動車大学校