パッと見からカスタム テイストがプンプン漂う、オリジナリティ全開の130クラウンが登場〜っ! このクルマは、オーナーが6年がかりでコツコツと独自のハンドメイド技を注入してきた苦心作。旧車クラウンではなく、あえてレイトモデルの130をベースにチョイスしたのは、「普段使いとしてフツーに乗れること」を考慮した結果デス!
マットがイケてるブラックボディは、オーナーが缶スプレーでオールペンした、ハンドメイドのチョー大作。エクステリアは、丸目4灯のバンフェイスにバン用クロームバンパーをマッチングして、ドアノハンドルをすっきりシェイブ。大柄ボディをエアサスでキッチリとローダウンして、14インチの純正鉄チンにホワイトリボンを組み合わせれば、「130ってこんなにカッコいいの!?」って思っちゃうほどアメリカ〜ンでイケてるフォルムの完成デス! ベースとしてはレアなレイトモデルでも、意外とカスタムなテイストがハマっちゃうモンですね〜!
そんな130の隠れた魅力を引き出したオーナーは、さらなるアイデアとセンスを全身にフル注入! キャデテールがいい味出してるリア回りは、ブラックペイントの純正テールをくり抜いて、キャデテールをブチ込んだアイデア技。インテリアは、要所をヒョウ柄でトリムして、天井にブラックのレースカーテンをコーディネート。お手軽だけど雰囲気バツグンの自作カスタム技の連発で、ほかにはないアイデンティティ、プンプン漂わせちゃってるのがスゲーっ!
カスタム費用や手数じゃなく、アイデアと手間ヒマで勝負したこの130クラウン。車高の低さが際立つラットなボディに、独自のハンドメイド技をフル注入した、“オレ流カスタム・スタイル”が実にキマってマス!
【画像9点】オヤジセダンの全貌>>本来なら角目2灯ヘッドライトと樹脂バンパーを装備する130系クラウンだが、定番カスタム・バン顔チェンジで、丸目4灯&アイアンバンパーに。だいぶクラシックなイメージに変化した。
>>フロント/リアともドアハンドルは撤去してスムージングした。マットブラックのボディと相まって、ラットロッドやKUSTOM系のアメリカンカーのような雰囲気を醸し出している。
>>テール回りも大胆イメージチェンジ! フロント同様、バンパーはクロームのアイアンバンパーに換装済みだ。また、テールレンズはパテ塗り&マットブラック塗りでボディ同色に。なおかつ、テールレンズはくり抜き、改めてキャデテールをぶち込んでKUSTOMテイストを投入!
>>ホイールは14インチの純正鉄ちん。お手製でマットブラックにペイントし、バレットキャップもハメ込む。タイヤはマジェスティックのホワイトリボンをチョイス。サイズは185/70R14だ。
>>天井からピラー部に至るまで黒の花柄レースにして、70’sローライダーか、はたまた昭和のアートトラックのような雰囲気を出しまくり。なんとこれもまた、オーナーの手作り。両面テープを駆使して完成させたって言うから、その手先の器用さに驚き!
>>クラシックスタイルのヴァイナルステアリングには、バレットホーンキャップをセット。インテリアはオーナー自作で、インパネやグローブボックス、ドアトリムにドアポケット、シートの一部にはヒョウ柄を張り込み、ロックな雰囲気を演出してる。エアサスのスイッチボックスはリーガルのダイキャストモデルを流用。
>>ボディはなんとオーナー自ら缶スプレーでペイント。おかげでなんともラットな雰囲気に。ちなみにエアサスはフロントバック、車高を落とすとかなりのベタ落ち。インナーフェンダー等の加工ナシでも、このフォルムを実現できるとのことだ。
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『カスタムCAR』2013年1月号掲載】
BASE CAR:クラウン・4ドアセダン 1991年型
手塚自動車