なかなか復興が進まない被災地・南相馬から「全国に元気よ届け!」とばかりに登場してくれた日大観光。高精度な大型パーツ群とサクラ柄のエッチングで身を包む愛車には、震災に負けず前進を続けるオーナーの熱いメッセージが込められている。
注目のボディワークはプロテクやベッセル、ケツブタなど全体をカサ上げ。さらにボディ各所に亀甲額縁デザインをアレンジし、鏡面とエッチングを上手にコンビネーションさせることで、華やかな雰囲気を好演出するなどセンスが感じられる。
そしてキャブパートはロケット、バイザー、ミラーステー、ラッセル戻しバンパーと、豪快な大型パーツが目白押し。ロケットに合計8発のストロボライト、バンパーのフラッグポールにはLEDテープを採用するなど、ナイトシーンも昼間の姿に負けない華やかさだ。 また、各パートの脇役的存在となるバスマーク&ドアアンドン、リアホイールなどには、さりげなくメッキを採用し、ディテールの完成度を高めている。なかでも既製品が販売されていない低床用のメッキホイールは、こだわりの逸品。メッキのスペシャリストとして知られる光沢屋も手を焼いた、極上の輝きに注目だ。
【写真6点】震災に負けず前進を続けるオーナーの熱いメッセージ。カミオン2013年11月号トップアートをもとに再構成