全身を大型ステンレスパーツで武装しながらも、バリバリの仕事車として活躍している初代丸翔。コボレーンシートなどを用いてカサ上げしたボディが魅力の深箱ダンプだ。 キャブ回りは、厚みのある舟型2段バイザーをはじめ、丸棒菱チップをあしらったミラーステーや電飾ボックス化したブレ留めなど、個性と華やかさを備えた秀作パーツが目白押し。筒出しやLEDマーカー、アンドンなど光り物を多投したフロントバンパーも、ボトムエンドの迫力アップにひと役買っている。
一方の荷台回りでまず目に飛び込んで来るのは「神風特急便」と日の丸を描いたプロテクターだ。トップには、ブーゲン柄のエッチングステンレスを採用したボックスを装備。中山看板が腕を振るったクラブ名入りのメインアンドンや青色回転灯に加え、計10発の筒出しをアレンジして見せ場としている。
また、鏡面ステンレスで額縁し中央に日の丸をデザインしたサイドバンパーや、ニックを大書きした迫力満点のケツブタなど全身に見どころを用意。さらに、キャブ回りから荷台の隅々にいたるまで仕込まれたフルLEDのスリムマーカーやストロボライトが、ド派手なナイトシーンを演出。渋めに配色した昼の姿とのコントラストもこのクルマの魅力の一つだ。
【写真6点】バリバリの仕事車として活躍。カミオン2013年5月号トップアートをもとに再構成