フロントをメッキパネルで覆いつくしたキャブ周りは、角おこしパイプ2本+菱抜き仕様のミラーステー、前面に美しい花柄のアンドンをセットした平型バイザーをコンビネーション。張り出し量は控えめながら、それぞれのパーツの造形美がアピール度を引き上げている。フロントバンパーは存在感抜群のキャデラックタイプを採用。側面に3発のナマズマーカーを並べ、前面にはトップロード仙台の手によるアンドンをあしらって見応え十分だ。
荷台周りでは、高々とカサ上げされたプロテクターに注目だ。最上部にダンプのプロテクトップ風の飾りをあしらい、前面にブーゲン柄のエッチングステンレスをフィーチャー。美麗な関口工芸製のメインアンドンと相まって、華やかな仕上がりをみせ、このクルマのランドマーク的存在となっている。
また、サイドアオリの欧文ペイントも見逃せない。「SUBWAY EXPRESS」とは、オーナーが大好きなアーティストの作品をリスペクトしてアレンジしたもの。力強く安定感のあるアンダーラインを形成する2段サイドバンパーには、お気に入りの文句を刻んだ長アンドンをセット。ドアに装着したマルス謹製の星の型押しとともに、サイドビューを引き締めている。
【写真6点】キャンター平ボディをベースにレトロ風味を利かせたアート車。カミオン2009年4月号トップアートをもとに再構成