昔ながらのアートを愛するオーナーは、平成7年式の日野プロフィアに大胆なフェイススワップを実施、見事にイメージを一新してしまった。その完成度は高く、出入りしている現場でも車種を間違われるほどだという。
注目のフロントマスクは、ZM用グリルと230用ヘッドライトの組み合わせ。さらにコーナー部分にZM用ウインカーを移植することで、フェイススワップの効果を一段と高めている。また、ウイングマークや弁当箱アンドンといったサブアイテムも、レトロなイメージ作りに大いに貢献している。
フロントバンパーは、こうしたフロントマスクのイメージとピッタリマッチする舟型タイプ。上面には手すりを施し、あくまでもレトロなイメージを追求している。同時に左右の赤文字のアンドンが華やかさをプラス。さらに、荒れた現場でも仕事ができるよう、可動式となっている。
トップパートを構成するのは、平型バイザーと角パイプのミラーステー。どちらのパーツもステンレスの輝きが美しく、菱抜きデザインで統一感を好演出している。 そして、要注目なのがプロテクター前面。プレーンな鏡面ステンレスと波板を組み合わせ、デザイン性に富んだ仕上がりをみせる。ダンプアップ時の大きなみどころだ。
【写真6点】大胆なフェイススワップ。カミオン2009年5月号トップアートをもとに再構成