究極のハンドリングマシンAZ-1! AW11に代わる涼子の愛車|漫画「クロスオーバーレブ!」を支える名車達 オートザム AZ-1 Vol.2

余計なものを省いたシンプルなインテリア。ステアリングは交換されているが、純正でもφ350mmというスポーティーなものだ。跳ね馬のホーンボタンはご愛きょう。

       
92年4月に市販を開始したAZ-1はボディのアウターパネルを軽量プラスチックにし、720㎏という車両重量を実現したスポーツ軽だ。

パワーユニットは、2代目アルトワークス後期と同じ直列3気筒DOHCターボのF6A型。

当時の軽自動車最強とも呼ばれるハイパワーユニットで、軽量ボディとミッドシップレイアウトの組み合わせにより、究極のハンドリングマシンと呼ばれた。

また、93年にはOEMモデルとしてスズキから「キャラ」が発売。



ちなみに、AZ-1、ビート(Beet)、カプチーノ(Cappuccino)の軽自動車3車種で「ABCトリオ」と称された。

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 また、軽スポーツとしてビートやカプチーノとともに人気を集めたAZ-1は、オーバーレブ時代も作中に登場している。

第26巻の九龍寺編では、軽自動車のみで構成されたチーム「ジェリーズ」に属する副島孔太(通称・青ネズミ)がブルーのAZ‐1に乗り、涼子のAW11とバトル。

見ごとに勝利を収め、副島のテクニックとともにAZ-1のポテンシャルを見せつけた。





空調パネルはスペースの都合上、珍しい縦位置レイアウトとなっている。




取材車両はプロドライブのホイールを装着し、165/50R15にインチアップ。

ブレーキもRX-7系のパーツを流用してアップデート済み。





カラフルなオートザムのエンブレム。




ハチマルヒーロー 2019年 11月号 vol.56(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : Kazuhisa Masuda/益田和久

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