涼子とともに成長したMR2|「漫画オーバーレブ!」を支えた名車達1 AW11 トヨタ MR2 Gリミテッド Vol.2

       
漫画オーバーレブ! では激しいバトルが毎度繰り広げられてきたわけだが、第3巻ではサリ(橘沙璃)とのバトルでAW11のエンジンがブロー。

オイル交換やブレーキのエア抜き、アライメント調整などを怠っていた涼子に、解体屋の主人である赤岡が激怒。

メンテナンスの重要性を読者に伝える、重要な話となっている。

ちなみにその後AW11は、仲間の協力を得てAE92レビンのエンジンに載せ替えて復活した。

エンジンがどこにあるのか知らなかった! 初めてのクルマにAW11を選んだオーナー|「漫画オーバーレブ!」を支えた名車達1 AW11 トヨタ MR2 Gリミテッド Vol.3

 涼子の愛車は、見た目はほぼノーマル。

ただ、「ノーマルの狼」とバトルをした時に詳細が明らかになった。

足まわりはTRD製強化ブッシュのほか、フロントウレタン製バンプラバーを装着。

ブレーキはパッドをトキコ製に交換し、Pバルブ(プロポーショニングバルブ)加工でリア重視のバランスに変更。

そしてタイヤは、前185/60R14、後205/50R15のダンロップ・フォーミュラW10を装着している。

ちなみに免停期間を利用し、発泡ウレタンの充てんや軽量化、バケットシート装着などのアップデートが施された。



 涼子とAW11は、さまざまな人物と出会い、数多くのバトルを繰り広げることによって成長してきた。

そして最終的には、赤岡たちとともにWRCを目指し、海外へ旅立っていった。





スーパーチャージャーとインタークーラーをドッキングし、当時のテンロクとしてはハイパワーな145psを発揮。

ヘッドカバーは本来シルバーだが、取材車両はブルーに塗装されていた。




トランスミッションは、5速MTのほかに4速ATも設定。

取材車両は、トヨタ・アクアのシフトノブを流用装着している。




スポーティーさと視認性を両立したメーター。

スーパーチャージャー仕様ではタコメーター内にインジケーターが備わり、作動中はグリーンに光る。




ボディ右側面にあるエアインテーク。

前期は2連デザインだったが、後期でスリット形状になった。


関連記事:志濃涼子初めての愛機「ミスター」|「漫画オーバーレブ!」を支えた名車達1 AW11 トヨタ MR2 Gリミテッド Vol.1

ハチマルヒーロー 2019年 11月号 vol.56(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : Daijiro Kori/郡 大二郎

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