スリット越しのライトを見よ! ストライプ柄のシートもオシャレ|71年式 三菱 コルトギャラン AIIGS Vol.3

       

雨の日に乗ったら下回りまで洗車するオーナー 1年かけ徹底的にレストア


完成したAIIGSをお披露目するため、完成直後に「三菱旧車同窓会」に参加。

行きは快調だったが、帰り道でトラブルが発生。

水温計がレッドゾーンを振り切る寸前まで上がってしまったのだ。

慌ててクルマを止めて、エンジンを冷やして原因を探るが発見できず。

しかたなく、応急処置としてサーモスタットを外し、冷却水をつぎ足しながら、水温計が振り切れないように注意して走行し、なんとか帰宅。

すぐにディーラーで見てもらうと、ラジエーターの内部がサビ付いてしまっていて、ほとんど冷却水が循環しない状態だった。

そこでラジエーターをOHし、その後はトラブルは出ていないとのこと。


関連記事:ヘッドライトが隠れてる! レトロフューチャーが今も見ても新鮮|71年式 三菱 コルトギャラン AIIGS Vol.1

 日頃から雨の日は乗らないようにしているそうだが、出先で雨に降られた場合は、帰宅後に下回りを洗車して泥や汚れを落とし、徹底的に水分を拭き取るなど、愛情をたっぷり注いでいる。



 そんなオーナーの佐藤さんのガレージには、AIIGS以外に、AIカスタム、ギャランGTOMII、ランサー1600GSL、ミニキャブ、ギャランVR-Gツーリング、ディオンなどが収まっていて、奥さまはあきれているとのこと。

「外装は満足なので内装をやりたいし、ランサ1600GSLの外装をレストアして……」と夢が尽きない佐藤さんだった。





AIIGSに搭載されるエンジンは、4気筒SOHC1499㏄の4G31型エンジン。

クロスフローを採用し、SUツインキャブ装着によって105psを発揮。

独特の重厚なエキゾーストノートも魅力の1つ。





スポーツセダンであるAIIGSのフロントシートは、ホールド性の高いヘッドレスト一体型のウレタンフォームバケットシート(フルリクライニング)を採用し、スポーツドライビングに対応。

座面から背もたれにかけて白いストライプが入り、リアシートも同様のデザインとなる。





ヘッドレスト部の背面には、三菱独特の模様が入る。





4連のリアコンビネーションランプもコルトギャランの個性を引き立てている。





アルミ製のヘッドカバーには誇らしげに「SATURN」の文字が浮き彫りにされている。





掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年12月号 Vol.148(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Akio Hirano/平野 陽

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