購入したばかりの愛車は高校時代に思い描いたあこがれにドンピシャ!|スバル レガシィ ツーリングセダン RS Vol.3

中央の黒いボックスが水冷インタークーラーで、向かって左の四角い口から空気を取り入れる。

       
走りに重点を置き、原点に立ち返り、スバルの技術を結集して新設計されたレガシィは、開発テーマを見事に具現化。

それは世界ラリー選手権(WRC)優勝でも裏付けられている。

さらに、ツーリングワゴンは走行性能と実用性を高いレベルで融合させ、ワゴンブームに火を点けた立役者となった。

そして、レガシィは強力なブランドとなり、2代目以降も大ヒット。まさにスバルの救世主であり、90年代以降の日本を代表する1台となった。



 初代レガシィ全盛期の頃に高校生だったというのがオーナーの小林伸如さん。

「とくにスバルマニアいうわけではないんですけどね」と語るが、これまでの車歴は、レオーネRXやレオーネバン、インプレッサWRX-RA、ヴィヴィオRX-Rなど、そうそうたる顔ぶれ。

レガシィは高校生の頃のあこがれだそうで、「後期のRSでシルバーという、当時欲しかった仕様が見つかったので購入しました」とのこと。

じつは昨年12月に購入したばかりで、まだ3カ月しかたっていない。

「当時、レガシィで競技(ダートトライアル)に出たかったんですよ。

だからダートラ仕様にしたいですね」と語る。こんなキレイなフルノーマル車は希少なのでちょっともったいない気もするが、存分に楽しんでもらいたい。


RS専用(後期はVZタイプRも装備)のハイサポートバケットシート。スポーツ走行でも体をしっかりとホールドしてくれる。



ターボモデルのあかしとなるボンネットのエアインテーク。


スバルおなじみの「六連星」は80年代半ばにデザインを変更。それ以前は星をつなぐラインがあった。


サスペンションの張り出しを抑えることもレガシィがこだわったポイントのひとつで、これが高い実用性につながり、人気を集めた要因となった。


メーターはオーソドックスな2眼タイプで、視認性が高い。



ハチマルヒーロー 2019年 05月号 vol.53(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text: Rino Creative/リノクリエイティブ photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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