FFパワーユニットをまるっと後ろに! 伸びやかな2代目は全長220ミリ、全幅30ミリ拡大|SW20 トヨタ MR2 Gリミテッド Vol.1

唯一無二の走りが楽しめる ミッドシップエクスプレス


 80系カローラ/スプリンターのシャシーを前後反転させる斬新なアイデアから生まれた初代MR2。

それまでの「ミッドシップ=超高級スポーツカー」というイメージを打ち破った革新的な2シータースポーツで、世界中に強烈なインパクトを与えた。

そんな国産市販車初のミッドシップとなったMR2は1989年10月にフルモデルチェンジし、2代目(SW20)へ進化した。



 最大のトピックは、車格がひと回りアップしたこと。

ディメンションは先代と比較し、全長が220㎜、全幅は30㎜も拡大。

これは、伸びやかでエレガントなシルエットと豊かな面構成を実現するための変更だという。

また、ミッドシップスポーツとして存在感のあるスタイルとともに、質感も高められた。



 ボディの拡大に合わせ、パワーユニットも変更。

先代AW11は1.6Lと1.5Lだったが、SW20は2L直列4気筒DOHCターボの3S-GTE型と、同NAの3S-GE型を搭載。

前者は、ツインエントリーセラミックターボの採用により225psの最高出力を発揮。

後者は可変吸気システムやステンレスエキゾーストマニホールドを装備し、165psのパワーとNAならではのフィーリングを両立した。



 サスペンションは4輪ストラットを先代から踏襲。

しかしパワーアップしたエンジンに対応した足まわりとするべく、構成部品の寸法や剛性、レイアウトなどすべてを新設計。

ホイールベースも80㎜延長され、タイヤは前後異サイズとなった。

そして新開発の電動油圧パワーステアリング「EHPS」を装備したことで、日常での扱いやすさも大幅に高められたのである。





ドライバーとクルマとの一体感を生み出すコックピット。

全車に本革のステアリング、シフトノブ、ハンドブレーキレバーを採用するなど、質感も高められた。





ターボは5速MTのみだが、自然吸気は4速ATの設定もあり。

MT車は全車本革巻シフトノブで、取材車両はオーナーがストックしておいた新品を装着。





取材車両のクオーターウインドーには、日焼けを防止するためのクオーターシェードが装着されていた。

当時の販売店オプションで、レアな商品だという。





ホイールは14インチで、フロント195、リア205という前後異サイズ。

91年のマイナーチェンジ(Ⅱ型)で15インチに変更された。




ハチマルヒーロー 2019年 05月号 vol.53(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : Akio Hirano/平野 陽

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