黒光り具合を統一! ソアラのエンジンルームの樹脂系をブラックで再塗装!|85年式 トヨタソアラ 3.0GT リミテッド Vol.3

       

徹底的に磨き、組み付け、リフレッシュ センスの良さが光るカスタムがされた極上ソアラ

極上車体に6M型にソレックスを組み合わせていることだけが、このソアラの特徴ではない。見どころとなるのは、エンジンルームそのものだ。

 まずアイキャッチとなるのはブルーに塗装されたヘッドカバーだが、ここに合わせるかのように、プラグコードやホースフィッティングもブルー系で統一。

エンジンルームの色数を減らし、色味を統一するのはきれいなエンジンルーム作りの基本だが、これ見よがしなカスタム風味ではないこのソアラのエンジンルームが、ここまで美しく見えるのにはさらなる秘密があった。

ファンシュラウドやバッテリーキャッチ等、何気ない部品も全てブラックで再塗装し、黒光り具合を統一。

エンジンルーム内のすべてのマテリアルが、劣化なく本来の輝きを放っていることが、トータルでエンジンルームの美しさを演出していたのだ。


 20万km走行した、20年前のクルマとは思えないこのクリーンな雰囲気は、一朝一夕で実現できるものではない。「価値観を共通できた」オーナーとショップの、苦労のたまものなのだ。



青いヘッドとソレックスキャブ。エンジンルームを開けると只者じゃないオーラが漂っている。


右ライト裏側に設置された燃料レギュレーターとオイルキャッチタンク。パイピングの美しい取り回しに目を奪われる。



亀有製フルトラキットと強化コイルを装着。こうしたパーツのブラケット一つを取っても、美しい仕上がりなのがわかる。



純正ストラット改の車高調で適度にローダウン。BBS RSホイールはディスクは当時物そのままに、アウターとインナーリムを交換してワイド化する「リバレル」を行った。フロント8J、リア9Jというサイズは、このクルマだけのオリジナル。


やはり20万キロ走ったとは思えないほど美しい車である。ソアラのエンブレムも新車のように綺麗だ。



Nostalgic SPEED vol.003 2014年 3月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Takayoshi Suzuki/鈴木貴義 photo:Akio Hirano/平野 陽

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