20バルブ! AE111レビンのエンジンで、ファミリーセダンが強心臓の快適マシンに変身|69年式 トヨタ・カローラ Vol.2

       
ベース車両の初代KE10カローラは1969年式であり、車齢45年だ。その車体に載せられたエンジンは、トヨタの傑作エンジンの中の一つ、1.6Lの4A-GE型。

水冷直列4気筒DOHC20バルブの機構を持つ、8代目AE111カローラレビン用のものだ。搭載に際して、エンジン本体のチューニングは行わず、ECUも純正品をそのまま流用。

チューニングカー特有の気むずかしさもない。カタログ上の最高出力は165psであるが、車両重量約700kgのKE10カローラであれば、そのスペックで必要にして十分なパワーだという判断だ。

NAエンジンの気持ちいい加速が、存分に楽しめるに違いない。


 外装はエンブレムまで忠実にオリジナルの姿を維持。ファミリーセダンの雰囲気を残しながら、中身はスパルタン、でも走りは快適なマシンとなっている。

関連記事:約700kgの軽量な車体と4A-GEのコラボ。快適マシンに仕上がった|69年式 トヨタ・カローラ Vol.3


4つのエアファンネルは、個人が作ったものを入手して装着。


ステンレスパイプのタコ足は、ワンオフで製作されたもの。



容積、前後寸法に制約のあるエンジン房内を最大限に活用するため、アルミ製ラジエーターは上下寸法を抑えたかたちで製作、エンジン本体から突き出ているデスビの逃げを確保している。ラジエーターの前にはエアコンコンデンサーを装着。



フロントストラットはAE86用を加工して流用。ブレーキキャリパーもAE86用の2ポットで、ステンメッシュホースに交換した。


Nostalgic SPEED vol.003 2014年 3月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic SPEED/編集部 photo:Ryota-row Shimizu/清水良太郎

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