A15型改1.6Lメカチューンエンジンを搭載|B110 サニークーペ 1200 GX5 Vol.1

       
B110サニーの生産終了から40年が経つが、その魅力は衰えるどころか、ますます輝きを増してきている。というのも、数ある旧車の中でも、レースで活躍したというヒストリーと、軽量ボディとチューニングによって威力を発揮するA型エンジンによって、操る楽しみとイジる楽しみを満足させてくれるからだ。

 そんなB110サニーの魅力にハマってしまったオーナーが、今回紹介する荒木修さんだ。荒木さんが所有するB110サニークーペは、ツインキャブと5速ミッションが採用されたホットモデルのGX5。当時から走り屋に人気で、峠やサーキットで酷使されたため、状態の良いGX5は少なくなっている。

「今から10数年前に、友人の修理工場に入っていたGX5にひと目ぼれしたのがきっかけで、2002年3月に個人売買で手に入れました」と荒木さん。もともと旧車に興味があったこともあって、20年前にFC3Sを購入して2年間乗った後は、ハコスカHT(3年)、240ZG(4年)、510ブルーバードSSS(6年)と日産の旧車を次々に乗り換えていたが、このB110サニーGX5は、10年以上所有していることになる。

 荒木さんのGX5は、手に入れた段階ですでにオールペイントされていて、ボディの状態はまずまずだった。さらに、エンジンはオリジナルのA12型ではなく、A15型に載せ換えられ、しかも1.6L仕様にボアアップされている。また、ヘッドは楕円ポートのGX用を使い、ハイカムなどを組み込んでチューンナップ。キャブはニスモ仕様のソレックス44PHHを東名製のインマニで装着。タコ足とマフラーはKER製のステンレスタイプを装着した。


キャブはソレックス44PHH(ニスモ)を東名製インマニを介してセット。ショートタイプのカールファンネルを装着し、街乗りからサーキットまで、ジェッティングを試したりして楽しんでいる。



キャブの下のタコ足はKER製の等長タイプ。熱対策で遮熱バンテージを巻いている。



タコ足とマフラーはKER製オールステンレスタイプを装着。A15型改1.6Lメカチューンエンジンらしい弾けるようなエキゾーストノートを奏でている。リアのリーフスプリングは当時のレース用を装着。



B110のホットモデルとして誕生したのが「GX5」だ。



トランクには、レースで活躍したTSマシンをイメージしてリアスポイラーを装着。リベット留めというのがスパルタンなイメージ。リアガーニッシュ中央には「S」マークのエンブレムを装着。ノーマルではトランク右側に「GX5」エンブレムが付けられる。


Nostalgic SPEED vol.003  2014年 3月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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