4ドアGT-R、希少なPGC10マイナー後モデル 70年式 日産 スカイライン 2000 GT-R vol.2

       

こだわりのワンピースグリルのGT-Rで 旧車仲間とのツーリングを楽しむ

プリンスと日産が合併し、日産としての初のスカイラインということもあり、69年式はディテールまで装飾が施されていた。それに対し、品質を高めつつ、材質や製造方法の変更などが行われ、部分的な改良が行なわれたのが70年式といわれる。いずれにせよ、わずかな期間しか生産されなかったのだから、今となっては貴重な存在であることに違いはない。

 今回紹介するのは、東京都在住の久保田一弘さんのPGC10スカイラインGT-Rだ。5〜6年前に入手して以来、大切に維持し続けているという。

「小学生の頃、近所にハコスカを所有するオーナーさんがいて、たまにすれ違う時があって、見たことはあります。そんな影響もあってかスカイラインが好きで、はじめて手に入れたクルマもR30でしたね」と振り返る。



ヘッド前方には「NISSAN JAPAN K2」のレリーフがあり、ヘッドの仕様が分かる。K2、K3、K4と仕様変更されるが、久保田さんのS20型は初期のK2が搭載されている。



ボンネットとフロントフェンダーはFRP製に交換されている。砲弾型ミラーは防眩処理として70年式ではつや消し黒に変更された。



純正ホイールは保管し、アルミ製のレプリカを装着。タイヤはミシュランXASの185/70R14。



大切なGT-Rは車庫保管で、雨の日には乗らないそうで、美しいコンディションを保っている。走りに行った後は必ず洗車をしているそうだ。

ノスタルジックヒーロー  vol.197 2020年 02月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Daisuke Ishikawa/石川大輔 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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