フェアレデーからフェアレディへ。YOKOHAMA JAPANと記された北米仕様|70年式 ダットサンスポーツ1600 Vo.1

フェアレディの歴史は古く、1952年に発売されたダットサンスポーツDC‐3までさかのぼる。大きなフェンダーに長いボンネットが特徴的なクラシカルなデザイン。唯一、ロードスターモデルであったことが、フェアレディの起源であることを示している。



DATSUNの名前がトップに掲げられたプレート。すべて欧文で記されている。YOKOHAMA JAPANと所在地の表記もあった。


 その後、フィフティーズのような丸みを帯びたデザインとなった、ダットサン スポーツ1000、ダットサン フェアレデー1200を経て、直線的でスタイリッシュなデザインのフェアレディ1500が誕生することとなる。

 フェアレディ1500の型式はSP310。北米仕様はSPL310でダットサンスポーツ1500と呼ばれている。第1回日本グランプリではクラス優勝を果たし、名実ともにスポーツモデルへと昇華したモデルであった。

 そして、65年にエンジン排気量をアップさせ、各所のパワーアップを図ったSP311、フェアレディ1600が生まれた。北米ではダットサンスポーツ1600としてデビューしている。

 当初から左ハンドルモデルを投入していたフェアレディは、北米でも一定の台数が流通していた。そんなこともあってか、今でも北米で人気のモデルで、アフターパーツもたくさんリビルトされ、大切に保管されているという。


スクーデリアVRKでオーバーホールされたエンジン。不具合もなく快適に動いてくれているという。燃費は平均で10㎞/Lと好成績。


解放的なコクピットが広がるダットサン1600。サイドブレーキが助手席側に位置しているが、国内仕様と同じ場所であることが分かる。


ノスタルジックヒーロー vol.195 2019年10月号掲載(記事中の内容はすべて掲載時のものです)

text : Keishi Watanabe/渡辺圭史 photo : Ryota Sato/佐藤亮太

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