日本国内のラリーBクラス向けに開発された専用車「マーチR」|競技仕様のマーチR 3

シリンダーストロークは68mmでそのままにしてボアを2mm縮小。排気量を57cc減らして930ccとしたことで、ターボ係数1.7を乗じた排気量換算が1581ccとなった。国

83年9月には5ドアハッチバックを追加され、87年8月には3ドア・キャンバストップを発売。マーチというクルマの性格は、この時点で確立されたかに見えた。しかし日産は、この小さなボディのマーチに、さらなる超ホットバージョンを設定したのだ。それがカタログモデルのラリー専用車「R」だった。

 当時の日本国内のラリーBクラス(1600ccまで)での参戦に向けて、車両規則(ターボ係数は排気量×1.7倍)に合わせてエンジン排気量を下げて930ccとし、スーパーチャージャー+ターボチャージャーを備えるMA09ERT型エンジンを搭載。フロントデフにはビスカスLSDを装備し、5速MTは超クロスレシオを採用。日産のラリー魂を凝縮し、具現化したようなモデルとしたのだった。そして翌89年1月には、Rのロードバージョンともいえる、3ドア・スーパーターボもラインナップに加わった。



ニスモ製のシフトノブ以外は、オリジナルの状態を保っているオーナー阿部さんの2台目のR。ステアリングやシートは競技向けパーツに交換されることを前提としているので、簡素なものとなっている。



ホイールはオリジナルではスチールだが、このRにはニスモ製の5.5JJ×13をチョイス。



マフラーは阿部さんプロデュースのK10motorsportfactory製。オールステンレスの3分割で、パイクカーにもジャストフィット。価格は7万9800円。

ハチマルヒーローvol.12 2009年 12月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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