最速の軽 詰め込まれた性能にメーカーの本気を垣間見た|スズキ アルト ワークス RS-R 2

バイクのエンジンのようにコンパクトにまとまったツインカム12バルブインタークーラーターボユニット

クラス初の点火系を制御するESAコントロールモジュールや水冷式オイルクーラーなどを採用。

等長インテークマニホールドや等長ドライブシャフトなど、現行車のチューニングでも採用している一般的な技術が惜しみなく投入されている。

そして、忘れてはならないのがビスカス・カップリング式フルタイム4WD。

それまで、4WDといえば雪道などの悪路での走行を想定していたが、アルトワークスRS-Rに採用された4WDは一般道でのコーナリングや直進性などを考慮したスポーツ走行のためのものだった。

そして、このパワーを路面に的確に伝えるために標準装備されたのが、まだ珍しかった13インチの65偏平タイヤ。


 抜群の運動性能は当時の若者たちに受け入れられた。彼らにとって未だに「ワークス」の名は印象深く記憶に残っていることだろう。

たしかに速かったのは事実だが、この小さなボディに詰め込めるだけの性能を詰め込み、弾丸の様に疾風する軽快感はスピード以上の快感を得られる。メーカーの本気を感じさせたクルマだった。



ステアリングは標準装備されたφ365㎜の小径極太。極端な小径極太が流行った時代でもあった。



シートベルトにもRSのロゴがある。



外装部だけで数万円かかっている。



バックドアスポイラーが上部とサイドの3面から流れる風を整流し、ダウンフォースを生む



真下に配置された大型空冷インタークーラーユニットに直接的に空気を送り込む。


ハチマルヒーローvol.12 2009年 12月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:kazumi ogata/尾形 和美

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