そして2つめのトピックであるバンパーレスのスタイリング。これは、オリジナルグリルの製作を機に、バンパーレスにしようという計画からできあがったスタイル。ただし、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったようで、一見するとフィンを段組みにしただけのグリルに見えるが、実はかなりのこだわりが詰め込まれているのだ。
ステンレスの板から「コ」の字状の部材を製作して組み合わせているのだが、ノーズ先端部の「く」の字状の角度やボンネットとグリル下部で斜めになる角度がポイントで、これが適正でないとカッコよさは半減。
そこでトライ&エラーを繰り返し、作り上げられたのが現在の仕様だという。
また、バンパーを取り外しただけでは、凹みが残ってしまう。そこで、スターロードでは両サイドのカバーを製作し、スマートなバンパーレス仕様を実現。完成度の高さから、S30Zの新たなスタイルとして定着するのも、時間の問題ではないだろうか。
今回改めてモディファイを実施し、さらなる進化を遂げた。現代のクルマと同等に快適に旧車を楽しむことができる、新世代のスタイルだ。
オリジナルの電動パワステキットは、街乗りドライブを快適にするためにはもはや必須アイテムといえる。もちろん車速感応式だ。
車高調はオリジナルのフルタップ式。減衰力8段調整式で、ピロアッパーも備わる。スプリングレートは、フロントはF8kgf/㎜。フロントのブレーキはブレンボの4ポットキャリパーとφ300㎜ローターの組み合わせ。
リアのスプリングは6kgf/㎜。リアブレーキはS14用ローターを流用したオリジナルのディスクブレーキキットが組み込まれている。前後のタイヤハウスの中まで、まるで新車の状態。
Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)
TEXT : KAZUYUKI KIUCHI/木内一行 PHOTO : AKIO HIRANO/平野 陽
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