ドライカーボンで軽量化 サーキット仕様の徹底チューンド S20型改2000GT-R 2

現在のスペックは、ボディ外装のフロントフェンダー、ドア、ボンネット、フェンダーミラー、ヘッドライトをハズして装着しているライトカバーをドライカーボン製に、トランクはFRP製に変更。内装は助手席とリアシートを取り外すなどして軽量化。また、サーキット走行には欠かせない4点式ロールバー+サイドバーを装着し、安全性と車体剛性のアップをはかっている。

 足回りに関しては、前後にアラゴスタ製の別タンク式車高調を装着し、フロントのアーム類はクロモリ鋼パイプとピローボール化。また、アッパーマウントとロールセンターアダプターなどによって、キャスター角を付けられるように変更。リアの純正アームはキャンバー角を調整できるようにピローボール化し、ワークスタイプのスタビライザーを装着。また、前後ハブはS14用純正を流用し、大幅に剛性アップを実現している。


 ダクト加工が施されたドライカーボン製のボンネットの下には、アール・ファクトリーによってフルチューンが施されたS20型エンジンが収まっている。見た目こそ純正色のヘッドカバーや派手な装飾がないため地味に見えるが、中身は最新スペックといえる仕様だ。



バックスキンのステアリングは、クイックリリース付きで、電動パワステも装着済み。助手席側には消火器も2本装備。



タコメーターはエリオット製。中央にシフトタイミングライトを設け、8000rpm時点で点灯する。


ミッションはニスモ製6速MTに変更。シフトノブはウレタン製で、レバーも短くしている。


コンソールにはDefi製の油圧、油温、水温計を配置し、コンソール下に燃圧計を装着。また空燃費を計るHKS製AFKも装備。



内張りが装着されているため、見た目は純正のドアのように見えるが、ドアを開けた時に見える側面はカーボン地が残されているため、ドライカーボン製とわかる。また、窓ガラスはフロント以外はすべてアクリル製に交換し、軽量化済み。


Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Motosuke Fujii/藤井元輔

RECOMMENDED

RELATED

RANKING