ターボによるハイパワー化で最高出力は200psを達成した 三菱 スタリオン 2

ギラギラしていることが当たり前で、スカした上流きどりなんかいなかった。誰もが熱く、特にクルマ好きは自分のクルマを語る話題は尽きない。そんな時代、スタリオンは高いアドバンテージを持っていた。

 ターボ、ノンターボの2車種で始まったグレード展開も、1年もするとターボ車両のみとなり、スタリオンのキャラクターを決定づける。決して峠を攻めるようなスポーティさはないが、グランドツーリングとしてのパワーを授けられることになり、ついに最高出力は200psを超えた。その後、力こぶのごとく取り付けられたブリスターフェンダーモデルも登場。スタリオンというメカニカルなマシンは進化していった。



クルマに対するオーナの思いが強く、いたる所に手が加えられている。室内は一目瞭然。6点式ロールバーに追加メーター。ステアリングはナルディクラシックに換装。



シートはオリジナルよりさらにホールドが強いバケットタイプをチョイスした。オーディオも取り外し、余分なモノを省いた硬派な室内。



SPECIFICATIONS
82年式スタリオン2000GX(A182A型)

全長×全幅×全高(mm) 4400×1685×1320
ホイールベース(mm) 2435
トレッド前/後(mm) 1380/1355
最低地上高(mm) 2435
車両重量(kg) 1125
乗車定員 5名
最小回転半径(m) 4.8
エンジン型式 G63B型 
エンジン種類 直列4気筒SOHC
総排気量(cc) 1997
ボア×ストローク(mm) 85×88
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 110/5500
最大トルク(kg-m/rpm) 16.7/3500
変速機 1速3.369/2速2.035/3速1.360/
4速1.000/5速0.856/後退3.578
最終減速比 3.909
ステアリング形式 ボールナット式
サスペンション前 マクファーソン・ストラット式
サスペンション後 4リンク式
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 185/70HR14(前後とも)
発売当時価格 173万円


ハチマルヒーロー 2009年 05月号 vol.11(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Keniji Ichi/市 健治

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