スーパーカーやレーシングカーだけと思われていたミッドシップレイアウトを手の届く価格で実現した MR2  1

1984年6月、トヨタからMR2が発表された時は、本当にビックリした。ミッドシップというパワートレーン・レイアウトがあることは知っていたが、当時はそんなクルマは高価な輸入車やレーシングカーだけにしかないと思っていた。ところがMR2がデビューしたことで、誰でも普通に買うことができるようになったのだ。

 トヨタは80年代に、とてもファン・トゥ・ドライブなクルマを造っていた。フロントエンジン・リアドライブならばAE86レビン&トレノ、フロントエンジン・フロントドライブならばEP71スターレット、そしてミッドシップがMR2。走らせてみるとパワートレーン・レイアウトごとにクルマの挙動が違うことがリアルに体感できて、運転するのが本当に楽しいクルマばかりだった。


80世代のはやりだったリトラクタブルヘッドライト。ライトを上げた時と下げている時で、クルマの顔の表情が大きく違う。そしてご覧のように規格サイズの角形2灯が入る。



ちょうどリアトランクリッドに載るかたちのリアスポイラー。



ツーピース・アルミホイールは、Gリミテッドでは標準装備。


ハチマルヒーロー 2009年 05月号 vol.11(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Tatsuo Sakurai /桜井健雄

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